10月の半ばを過ぎ、ようやく秋めいた日が続いています。月の前半を終えましたのでいつも通りに月前半の映画鑑賞のまとめです。10月前半に見た映画は以下の14本の作品。ブログ記事は9月の「午前十時の映画祭」で見たビクトル・エリセ監督の映画『ミツバチのささやき』です。ミッドランドスクエアシネマ(シニア当日1,200円)。グッド!

 

 @伏見ミリオン座

『ヒッチコックの映画術』(2022年、監督/マーク・カズンズ)

『白鍵と黒鍵の間に(2023年、監督/冨永昌敬)

『コカイン・ベア』(2023年、監督/エリザベス・バンクス)

『春画先生』(2023年、監督/塩田明彦)

『旅するローマ教皇』(2022年、監督/ジャンフランコ・ロージ)

 @センチュリーシネマ

『Fair Play フェアプレー』(2023年、監督/クロエ・ドモント)

『まなみ100%』(2023年、監督/川北ゆめき)

『台風クラブ 4Kレストア版』(1985年、監督/相米慎二)

 @ミッドランドスクエアシネマ2

『BAD LANDS バッド・ランズ』(2023年、監督/原田眞人)

『ハント』(2022年、監督/イ・ジョンジェ)

 @シネマスコーレ

『戦慄怪奇ワールド コワすぎ!』(2023年、監督/白石晃士)

『キラーコンドーム ディレクターズカット完全版』(2023年、監督/マーティン・ヴァルツ)

『カタオモイ』(2023年、監督/いまおかしんじ)

 @ミッドランドスクエアシネマ

『グリーンマイル(1999年、監督/フランク・ダラボン)

 

「午前十時の映画祭13」公式サイト

 

スペインの名匠ビクトル・エリセの長編デビュー作として、世界的にも評価が高く、映画ファンからも熱い支持のある本編。個人的には6年前に、今年閉館した名古屋シネマテークでスクリーン鑑賞していましたから、今回の「午前十時の映画祭」での鑑賞はスルーしようかと考えていましたが、ブロガーさんの紹介記事を読むことで改めて作品鑑賞。シネコンの大きなスクリーンでの鑑賞は、やはり悪くはありません。

 

『ミツバチのささやき』(1973年、監督・脚本・原案/ビクトル・エリセ、脚本/アンヘル・フェルナンデス=サントス、撮影/ルイス・クアドラド)

 

以下は「午前十時の映画祭13」の公式サイトに記載されている映画『ミツバチのささやき』の紹介ストーリーです。

 

1940年、内戦終結後のスペイン。小さな村に映画の巡回上映がやって来た。6才の少女アナ(アナ・トレント)は、姉のイザベルと一緒に『フランケンシュタイン』を観て、すっかり心奪われてしまう。アナは、姉からフランケンシュタインは怪物ではなく精霊で、村はずれの一軒家に隠れていると聞かされる。目

 

ある夜、村の郊外で脱走兵らしき男が列車から飛び降りると、荒野の中の小屋に逃げ込んだ。翌日、小屋にやってきたアナはその男と出会いーー。

                                                                                                                          

ミツバチのささやき

 

スペイン内戦が終結した翌年の1940年、6歳の少女アナが暮らす村に映画『フランケンシュタイン』の巡回上映がやってくる。映画の中で描かれた怪物を精霊だと思うアナは、姉から村はずれの一軒家に怪物が潜んでいると聞き、その家を訪れるようになる。やがて、その家で謎めいたひとりの負傷した男と出会うことになる…。爆弾

 

映画『フランケンシュタイン』(1931年)の怪物に魅せられた少女の心を繊細なタッチで綴る映画『ミツバチのささやき』。1973年の製作映画ということに“70年代”にこだわりのある私は違和感があり、ネットで調べると日本での公開は本国公開から12年後の1985年。アート系の映画がブームとなる“80年代”の半ばで腑に落ちました。

 

少女アナを演じたアナ・トレントは撮影当時まだ5歳だったといいますが、その可愛らしさと自然な演技には驚かされます。彼女を取り巻く世界に、戦争や死の影が色濃く彩られているのも、この作品の特徴かもしれません。6年前の企画「the アートシアター」の上映と同様、監督自身の監修によるデジタルリマスター版による上映です。パー

 

ミツバチのささやき

 


にほんブログ