オットーという男

『オットーという男』公式サイト

 

スウェーデン発のベストセラー小説を映画化し、第89回アカデミー外国語映画賞にノミネートされた『幸せなひとりぼっち』。その作品に魅せられたトム・ハンクスがプロデューサーに名を連らね、自身の主演作としてハリウッドでリメイク。『オットーという男』とタイトルは変わっていますが、内容はオリジナルに準じています。

 

舞台がアメリカになったため、主人公の生活にずかずかと関わってくるのは陽気なメキシコ出身の家族になっています。監督は『プーと大人になった僕』のマーク・フォースター、脚本は『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』のデヴィッド・マギー。劇場はミッドランドスクエアシネマ2(8ポイント獲得の無料鑑賞)。グッド!

 

オットーという男 オットーという男

 

以下は映画『オットーという男』公式サイトに記載の紹介ストーリー(一部)です。


オットー・アンダーソン(トム・ハンクス)。町内イチの嫌われ者で、いつもご機嫌斜め。曲がったことが大っ嫌いで、近所を毎日パトロール。ゴミの出し方、駐車の仕方、ルールを守らない人には説教三昧、挨拶をされても仏頂面、野良猫には八つ当たり、なんとも面倒で近寄りがたい…。グー

そんな彼が人知れず抱えていた孤独。最愛の妻に先立たれ、仕事もなくしたオットーは、自らの人生にピリオドを打とうとするが、向かいの家に引っ越してきた家族にタイミング悪く邪魔をされる。それも、一度だけでなく二度も、三度も。――

 

オットーという男

 

向かいの家に越してきたのは、世間知らずだが、とにかく陽気で人懐っこい家族。超お節介なメキシコ出身の奥さんマリソル(リアナ・トレビーニョ)は、オットーとはまるで真逆な性格。突然オットーの家を訪ねてきて手料理を押し付けたり、小さい娘たちの子守や苦手な車の運転のコーチをオットーに平気で頼んできたりする。DASH!

 

このお節介な主婦の一家の出現により、自らの人生を閉じようとしていたオットーの計画は、実現することなく最終段階の手前辺りで、ことごとく失敗することになる。自殺願望の悲愴なシチュエーションが喜劇に転ずるようなドラマを演じるのは、芸達者なトム・ハンクスとしては“やりがい”があったのではないでしょうか。

 

やがてマリソル一家との交流により、本来の優しい気質を取り戻していくオットー。擬似家族のような関係になったことから、自殺願望の理由をオットーはマリソルに語ります。それは物語の折々にオットーの追想として描かれる亡き妻のエピソード。“町内イチの嫌われ者”は、実は類まれな愛妻家だったということでもあります。パー

 

(2022年、監督/マーク・フォースター、脚本/デヴィッド・マギー、原作/フレドリック・バックマン、製作/リタ・ウィルソン、トム・ハンクス)

オットーという男

 


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