「午前十時の映画祭12」公式サイト

 

先に上映された『アポロ13』に引き続いて見に出かけた「午前十時の映画祭」の上映作品『ライトスタッフ』。トム・ウルフによる同名ベストセラー・ノンフィクションを、フィリップ・カウフマン監督が映画化した群像ドラマの大作です。

 

1983年製作の本編は、翌年の日本公開時は193分から160分に短縮されたフィルム上映だったよう(私は未見です)。今回の映画祭の上映は、当然193分の“完全版”。3時間越えの長尺ですが、それが気にならないところがエンタメ作品としての出来の良さを証明しています。ミッドランドスクエアシネマ(シニア当日1,200円)。グッド!

 

ライトスタッフ

『ライトスタッフ』(1983年、監督・脚本/フィリップ・カウフマン、原作/トム・ウルフ、撮影/ケイレブ・デシャネル、音楽/ビル・コンティ

 

以下は「午前十時の映画祭12」の公式サイトに記載されている映画『ライトスタッフ』の紹介ストーリーです。

 

1947年、モハベ砂漠にあるエドワーズ空軍基地。テストパイロットのチャック・イェーガー(サム・シェパード)は、ロケット機のテスト飛行に臨み、遂に音速の壁を破った。その後、テストパイロットたちが続々と集まり、記録も更新されていくが、墜落事故が止むことがなかった。叫び

 

その頃、ソ連は世界初の人工衛星スプートニク1号の打ち上げを成功させ、宇宙開発に遅れを取った米政府は、軍の精鋭パイロットたちから宇宙飛行士の候補者を募る―。

 

ライトスタッフ

 

映画は、音速の壁に挑戦し続けたパイロットのチャック・イェーガーと、アメリカ初の有人宇宙飛行計画(「マーキュリー計画」)に選抜された7人のパイロットたちの姿を対照的に描きます。人類で初めて音速の壁を破りながら計画に参加していない、孤高の戦闘機パイロット、イェーガーの行動と生き方が意外なほど描写されます。グー

 

一方、1959年から63年にかけて実施されたマーキュリー計画の7人の飛行士たちは、ロケットの発射にトラブルが続くなど不安と焦燥にかられながらも、宇宙へ飛び立つ日のために過酷な訓練を続けていきます。イェーガーの孤高の生き方とは異なる、選ばれた7人の男たちの友情や苦悩、そして家族をめぐるドラマが描かれます。

 

ソ連の後塵を拝することになったアメリカの宇宙飛行計画。創設したばかりのNASA(アメリカ航空宇宙局)のスタッフもマーキュリー計画に邁進します。この時期のNASAを舞台に3人の黒人女性数学者が、人種や性別の壁に直面しながらも自ら道を切り開いていく姿を描いたのは映画『ドリーム』。こちらも見直したくなりました。パー

 

ライトスタッフ

 


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