ハンバーガー・ヒル

『ハンバーガー・ヒル』公式サイト

 

ベトナム戦争の悲惨で過酷な真実を徹底したリアリズムで描写した、1987年製作のアメリカ映画『ハンバーガー・ヒル』。ベトナム戦争に従軍経験のあるジム・カラバトソスが自らの凄まじい体験をもとに脚本を執筆し、BBCのドキュメンタリストとしてベトナム戦争を取材したジョン・アーヴィン監督がメガホンを取っています。937高地を制圧するための「アパッチ・スノー作戦」の開始から終結までの10日間が描かれますが、若きアメリカ兵の死屍累々という展開は予想を超えていました。今回が初見です。名古屋シネマテーク(シニア会員1,000円)。グッド!

 

ハンバーガー・ヒル ハンバーガー・ヒル

 

以下は映画『ハンバーガー・ヒル』公式サイトに記載の紹介ストーリーです。

 

1969年5月10日、アメリカ軍 第101空挺師団は、南ベトナムのエイショウ・バレー、937高地において「アパッチ・スノー作戦」を開始した。だが、戦闘開始直後から高地に陣取る北ベトナム軍の容赦なき機銃掃射と手榴弾攻撃を受け、アメリカ兵たちは丘の急斜面で次々と被弾、爆殺され挽肉と化していく。爆弾

 

さらには登坂を阻む絶望的な豪雨、味方戦闘ヘリからの誤射も重なり、まさに生き地獄となったその丘をめぐる攻防戦は10日間にもわたって続けられた―。

 

ハンバーガー・ヒル

 

1969年5月10日、アメリカ軍第101空挺師団は、南ベトナムのエイショウ・バレー、937高地において「アパッチ・スノー作戦」を開始した。だが、戦闘開始直後から高地に陣取る北ベトナム軍の容赦なき機銃掃射と手榴弾攻撃を受け、アメリカ兵たちは丘の急斜面で次々と被弾し、爆殺され“挽肉”と化していく…。映画タイトル“HAMBURGER  HILL”というわけです。ビックリマーク

 

さらには登坂を阻む激しい豪雨、味方戦闘ヘリからの誤射も重なり、まさに生き地獄となった937高地の頂をめぐる攻防戦。誰が主人公というわけでもなく、その戦闘に参加する名もなき14人の若きアメリカ兵の闘いと死を描写します。オーディションで選ばれたほぼ無名の俳優たちで構成されていることもありますが、全体にドキュメンタリーに近い作品になっています。

 

ベトナム戦争を描いたアメリカ映画はいろいろと思い当たりますが、一つの作戦(戦闘)だけを描き切る作品というのは珍しいのではないでしょうか。つかの間の休息の際、故国アメリカの反戦ムードを語る兵士がいます。戦う意味を見失いそうな激烈な環境の中、それでも作戦の目的である頂上をめざす兵士。そこには理性も恐怖も越えた“何か”があるようです。パー

 

(1987年、監督/ジョン・アーヴィン、製作・脚本/ジム・カラバトソス、撮影/ピーター・マクドナルド、美術/オースティン・スプリッグス、音楽/フィリップ・グラス)

ハンバーガー・ヒル

 


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