いつも通り2月に見た映画のまとめをしておきます。2月後半(16日~28日)の13日間で見たのは以下の11作品。2月は月間でトータル23本のスクリーン鑑賞です。非常事態宣言の中で、“不要不急”の鑑賞が続いています…(汗)。本日のブログ記事は岐阜まで足を伸ばして見た、北野武の初監督作『その男、凶暴につき』。ロイヤル劇場(料金は一律600円)。

 

 @ミッドランドスクエアシネマ2

『すばらしき世界』(2021年、監督/西川美和)

『カポネ』(2020年、監督/ジョシュ・トランク)

『リーサル・ストーム』(2020年、監督/マイケル・ホーリッシュ)

 @名演小劇場

『わたしの叔父さん』(2019年、監督/フラレ・ピーダセン)

 @ミッドランドスクエアシネマ

『痛くない死に方』(2019年、監督/高橋伴明)

 @伏見ミリオン座

『あの頃。』(2020年、監督/今泉力哉)

『私は確信する』(2018年、監督/アントワーヌ・ランボー)

 @名古屋シネマテーク

『こおろぎ』(2006年、監督/青山真治)

 @シネマスコーレ

『ミッドナイト・ファミリー』(2019年、監督/ルーク・ローレンツェン)

 @シネックス <岐阜>

『天国にちがいない』(2019年、監督/エリア・スレイマン)

 @ロイヤル劇場 <岐阜>

『祭りの準備』(1975年、監督/黒木和雄)

 

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岐阜・柳ケ瀬の“昭和の映画館”ロイヤル劇場へ、2月は二度出かけています。そのいずれもロイヤル劇場での鑑賞に前後して、シネックスでの上映作品を鑑賞するように予定を組んだ感じです。今回の岐阜への“プチ鑑賞ツアー”は、まずは三浦春馬の主演映画『天外者(てんがらもの)」の鑑賞が目的で、その後にこの北野武監督デビュー作という順番でした。

 

初の監督作品となる北野武ですが、タイトルの「その男」ともいうべき一匹狼の刑事・我妻役もこなしています。映画のオープニングでは、浮浪者を襲った少年の自宅へ押し入り、殴る蹴るの暴行を加えて無理矢理に自白をさせるのです。暴力には暴力で対抗するというのが彼のやり方なのですが、その凶暴さゆえに警察署内からは異端視されているわけです。パンチ!

 

その男、凶暴につき

 

やがて麻薬売人の柄本(遠藤憲一)が惨殺された事件を追ううち、我妻は青年実業家・仁藤(岸部一徳)と殺し屋・清弘(白竜)の存在にたどり着きます。そして麻薬の横流しをしていたのは、我妻の親友で防犯課係長の岩城(平泉成)だったことがわかりますが、やがて岩城も口封じのため、自殺に見せかけて殺されてしまう。我妻の執拗な捜査は次第に暴走する…。

 

一方、清弘の仲間たちは知的な障害を持つ我妻の妹・灯(川上麻衣子)をシャブ漬けにして輪姦する。我妻は刑事の職を完全に振り払って、仁藤や清弘へ復讐の銃口を向けることになります…。コメディアンとして名の売れていたビートたけしが、感情的な表現を表情に表さない復讐者を演じています。オープニングの北野武を見た時に“若いな~”と思いましたが、その後に登場する佐野史郎も、遠藤憲一も寺島進もみな若いです。平成元年の作品。パー

 

『その男、凶暴につき』(1989年、監督/北野武、脚本/野沢尚、製作/奥山和由、撮影/佐々木原保志、美術/望月正照、音楽/久米大作、編集/神谷信武)

その男、凶暴につき

 


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