午前十時の映画祭

「午前十時の映画祭10」公式サイト

 

今年度の第10回でファイナルを迎える「午前十時の映画祭」。上映作品はできる限り逃さずに見ようと思っていましたが、やはり思うようにはいきません。「70年代のマスターピース」のタイトルで上映された『時計じかけのオレンジ』(1971年)も『スティング』(1973年)も若き日に劇場鑑賞していることもあって、結局、今回のスクリーン鑑賞はスルーとなりました…。あせる

 

しかし、11月は「女と男のバイオレンス」のタイトルで2本の90年代の作品が上映されましたから、どちらも劇場に出かけスクリーン鑑賞を果たしました。まずはリュック・ベッソン監督の作品『レオン 完全版』ですが、今回は1994年の『レオン』に22分の未公開映像を加えた完全版として上映されています。劇場はミッドランドスクエアシネマ2(シニア当日1,100円)。グッド!

 

レオン完全版

『レオン 完全版』(1994年、監督・脚本/リュック・ベッソン、撮影/ティエリー・アルボガスト、音楽/エリック・セラ、編集/シルヴィ・ランドラ)

 

以下は「午前十時の映画祭10」の公式サイトに記載されている映画『レオン 完全版』の紹介ストーリーと解説です。

 

父から虐待を受け生傷が絶えない12才の少女マチルダ(ナタリー・ポートマン)は、安アパートの隣室に住む殺し屋レオン(ジャン・レノ)と知り合う。ある日、麻薬捜査官スタンスフィールド(ゲイリー・オールドマン)と部下たちがアパートを急襲し、ヘロインを横領していたマチルダの父と家族全員を虐殺した。難を逃れたマチルダは、幼い弟が無残に殺されたことを知り、復讐するために自分も殺し屋になりたいとレオンに懇願するが―。

 

NYを舞台に、幼い弟を殺された12才の少女マチルダが、凄腕の殺し屋レオンと共に復讐に挑む。本作でデビューしたナタリーの可憐な美しさ、ジャン・レノが滲ませる男の哀愁、孤独なふたりが心を通わせていく姿が観る者の胸を打つ。極悪捜査官を演じるゲイリー・オールドマンの怪演も見どころ。初公開版よりも22分長い完全版。ひらめき電球

 

レオン完全版

 

ニューヨークの片隅に立つアパートに暮らす、寡黙で孤独なイタリア系移民の男レオン。その正体は凄腕のプロの殺し屋で、レストランの店主という表の顔を持つイタリア系マフィアのボスのトニー(ダニー・アイエロ)から仲介される仕事を完璧に遂行する日々を送っていた。その殺し屋としての凄腕ぶりやストイックな生活の様子が、オープニングから手際よく描写されます。

 

そんなある日、彼の隣室に暮らす一家を麻薬捜査官スタンスフィールドとその部下たちが襲い、惨殺する。たまたま外出していた12歳の娘マチルダは異変を感じて、レオンの部屋へ向かって救いを求めます。彼女を匿ったレオンはそのまま一緒に生活を送ることになりますが、幼い弟を殺したスタンスフィールドらへの復讐に燃えるマチルダに引きずられていく…。爆弾

 

寡黙な凄腕の殺し屋レオンを演じているのは、ベッソン作品の常連ともいうべきジャン・レノ。自宅にいても緊張を解くこともなく、肉体を鍛え、武器を手入れするだけのストイックな生活ぶりでしたが、12歳の美少女ナタリー・ポートマンと共に生活するようになって彼女に振り回されるようになる。親子ほど年齢は離れていますが、ホテルのフロント係に自身のことを“愛人”と語るポートマン。幼い少女の内面と、時に一人前の女性のような風貌を見せて驚かせます。

 

本作が映画初出演となったナタリー・ポートマンは、オーディションに参加してこのマチルダ役を得たのですが、見事な演技を見せています。簡単には覚えられそうにないセリフの数々と感情表現。10歳そこそこの子役の成功にはやはり頭が良いことが欠かせないと思うのですが、成長と共に美貌も得れるかは天賦の才。ポートマンはその類い稀な女優の一人ですね。パー

 

レオン完全版

 


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▼ 私が8年前、初めてブログに記事を書いたのは映画『ブラックスワン』のことでした。DASH!