昨年、娘から貰った「名画座手帳2019」ですが、日々見た映画などメモし、

大変重宝しております。仕事の空き時間には、その日・その週に誕生した映画人、

そして命日の記録にも何気に目を通すようにしています。メモ

 

本日6月14日に亡くなった映画人の欄には、映画監督・長谷部安春に続き

女優・白川由美、そして女優・中川梨絵の名前があります。

 

中川梨絵

 

中川梨絵さんの亡くなったのは、ちょうど3年前の2016年です。

私は数日間はその死を知らず、それをネットの記事で知って

軽いショックを受けた記憶があります。

 

追悼記事の表現は、日活ロマンポルノの初期の名作群を

支えた女優という“切り口”が大半だったと思います。

私自身が中川梨絵さんの出演映画を初めて見たのは、黒木和雄監督の

ATG作品『竜馬暗殺』(1974年)。ロマンポルノではないです。あせる

 

中川梨絵

 

日活ロマンポルノは1970年代前半に評価の高い映画がありますが、

1977年に高校を卒業した私にとっては“前時代”の作品群…。

中川梨絵さんの出演作品も『竜馬暗殺』の後に見ているのは

実相寺昭雄監督の『歌麿 夢と知りせば』(1977年)なのかもしれません。

 

この実相寺作品における中川梨絵さんは、本編の中では

端役だったと思いますが、映画チラシやパンフレットなどでは

その艶やかな姿がメインのビジュアルになっている不思議さ。はてなマーク

 

中川梨絵

 

そんな私も大学生になり、何かと“自由”な立場(?)になってからは、

アップこんな映画やダウンあんな映画など、中川梨絵さんの出演する

日活作品をスクリーン鑑賞しましたが、まだ見ぬ作品も多くあります。あせる

 

中川梨絵

 

映画 

 

そして、ここからはさらにノスタルジックな内容になります…。

 

高校最後の年に「キネマ旬報」「湯布院映画祭」第1回の開催報告を見た私は、

この映画祭には翌年には無事(?)大学生になって出かけようと心に決め、

その通り出かけたのが1977年開催の第2回「湯布院映画祭」です。

 

 

 

その当時のこの映画祭は、日本映画の旧作3本を4日間にわたって見る、

映画ファンの“合宿”生活のようなものだった気がします。

私の記憶にある「湯布院」もひなびた温泉街だったのですが…。

 

その42年前の「第2回」の映画祭にゲストの映画人としてやって来たのは

映画監督では長谷部安春、村野鐡太郎。

俳優陣では藤竜也、佐藤蛾次郎、地井武男、そして中川梨絵です。クラッカー

 

その1977年8月末の映画祭での写真。褪色も進みつつありますが、

自身の記憶の中の中川梨絵さんを想い起こしながら偲びます。

 

 

 

砂時計

 

 

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