運び屋

『運び屋』公式サイト

 

2010年代に入ってから、ほぼ1年に1作のペースで監督作品を発表しているクリント・イーストウッド。その旺盛な映画製作への意欲(あるいは体力)には本当に感心いたします。ですので今回の新作映画『運び屋』もメガホンを取っていることに驚きはないのですが、自身の主演作として製作することにビックリです。まさか88歳の老優の“雄姿”を見ることができるとは… ビックリマーク

 

イーストウッドの映画出演は『人生の特等席』以来6年ぶり、自身の監督作では『グラン・トリノ』以来10年ぶりに俳優として主演を務めています。イーストウッドを追い込んでいく麻薬捜査官役で『アメリカン・スナイパー』のブラッドリー・クーパー、他にローレンス・フィッシュバーン、アンディ・ガルシアらが脇を固めています。 109シネマズ名古屋(シニア当日1,100円)。グッド!


運び屋

 

以下は映画『運び屋』公式サイトに記載のコピーと紹介ストーリーです。

 

“伝説の運び屋”の正体は…

90歳の老人だった。

 

90歳になろうとするアール・ストーン(クリント・イーストウッド)は金もなく、ないがしろにした家族からも見放され、孤独な日々を送っていた。ある日、男から「車の運転さえすれば金をやる」と話を持ちかけられる。なんなく仕事をこなすが、それはメキシコ犯罪組織によるドラッグの運び屋。気ままな安全運転で大量のドラッグを運び出すが、麻薬取締局の捜査官(ブラッドリー・クーパー)の手が迫る……。

 

果たして男は、逃げ切れるのか―― !?

 

運び屋

 

家族をないがしろに仕事一筋で生きてきたイーストウッド演じるアール・ストーン。妻や子供たちからは見放され、今は金もない孤独な90歳の老人です。ユリを栽培して出荷する商売にも行き詰まり、自宅も差し押さえられて途方に暮れていた時、車の運転さえすればいいという仕事を持ちかけられ、簡単な仕事だと思ってその依頼を引き受けます。そして仕事を終えれば、驚くほどの高額な報酬。実はその仕事は、メキシコの麻薬カルテルの「運び屋」なのです。ドンッ

 

長年の人生経験のある人物ですから、運転をする際に託される荷物の中身を怪しみます。依頼の仕事が繰り返されるようになると、どうしても中身が気になり、荷物の中を覗くとそれは大量のコカイン。発見の場では大きく驚くものの、繰り返し手にする高額の報酬で、家族の中で連絡を取り合う孫娘に援助もできる。この老人が「運び屋」から身を引く様子はありません。

 

退役軍人で90歳になる老人が、大量のコカインを運んでいる“伝説の運び屋”とは警察も見当がつけれないでしょう。とはいえ、麻薬カルテルの組織のボスが交代し、「運び屋」の仕事は厳しいものに変わります。また麻薬取締局の捜査も次第に主人公の身に迫ってきます。映画の終盤、もしかしたら『グラン・トリノ』のようなエンディングを見ることになるのかと、個人的にはかなりドキドキしました。その心配な気持ちがどうなったか…どうぞ作品をご覧ください。パー

 

 

(2018年、監督・製作・主演/クリント・イーストウッド、脚本/ニック・シェンク、撮影/イブ・ベランジェ、編集/ジョエル・コックス、音楽/アルトゥロ・サンドバル)

運び屋

 

運び屋

 

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