今日は仕事が終わってから真っすぐ帰宅です。10月の前半15日間で見た映画をまとめておきます。10月前半の鑑賞作品は14作品、今月も1日1本に近いペースが続いていますが、年末までこのペースが維持できるか、少し不安はあります(汗)。本日の記事は9月に見た29本目の映画『クワイエット・プレイス』。劇場はミッドランドスクエアシネマ(シニア当日1,100円)。グッド!

 

 @名古屋シネマテーク

スティルライフオブメモリーズ(2018年、監督/矢崎仁司)

HOSTILE ホスティル(2017年、監督/マチュー・テュリ)

『モダン・ラブ(2018年、監督/福島拓哉)

『教誨師(2018年、監督/佐向大)

 @センチュリーシネマ
『かごの中の瞳』(2016年、監督/マーク・フォスター)

太陽の塔(2018年、監督/関根光才)
『LBJ ケネディの意志を継いだ男』(2016年、監督/ロブ・ライナー)

 @伏見ミリオン座
『運命は踊る』(2017年、監督/サミュエル・マオズ)

『若い女』(2017年、監督/レオノール・セライユ)

チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛(2017年、監督/ジャスティン・チャドウィック)

 @109シネマズ名古屋

『散り椿』(2018年、監督/木村大作)

『イコライザー2』(2018年、監督/アントワーン・フークア)

 @シネマスコーレ

『いのちの深呼吸(2017年、監督/ラナ・ウィルソン)

『止められるか、俺たちを(2018年、監督/白石和彌)

 

クワイエット・プレイス

『クワイット・プレイズ』公式サイト

 

公開前の予告編を見ていた時から、ちょっと気になっていた映画『クワイエット・プレイス』。その宣伝チラシは、主演のエミリー・ブラントが口を押さえて涙を流す表情アップの画像に、「音を立てたら、即死。」「新体感サバイバルホラー、解禁」「ここで生き残るには、絶対に音を立てるな。」「全米“沈黙”2018年No.1大ヒットホラー!!」など派手な惹句が躍っています。クラッカー

 

以下は映画『クワイエット・プレイス』公式サイトに記載のコピーと紹介ストーリーです。

 

を立てると“何か”がやってくる。

音に反応し人間を襲う“何か”によって荒廃した世界で、生き残った1組の家族がいた。

その“何か”は、呼吸の音さえ逃さない。誰かが一瞬でも音を立てると、即死する。
手話を使い、裸足で歩き、道には砂を敷き詰め、静寂と共に暮らすエヴリン(エミリー・ブラント)&リー(ジョン・クラシンスキー)の夫婦と子供たちだが、なんとエヴリンは出産を目前に控えているのであった。果たして彼らは、無事最後まで沈黙を貫けるのか――
はてなマーク

 

クワイエット・プレイス

 

映画の舞台は、音に反応して人間を襲う“何か”によって人類が滅亡の危機に瀕した世界。冒頭で命を落とした末っ子の墓に「2016-2020」の数字が刻まれていましたから、作品の時代設定は2020年が“現在”ということになりそうです。「音を立ててはいけない」というルールを厳しく守り、何とか生き延びているアボット家の親子。エヴリンとリーの夫婦に、聴覚障害を持つ娘リーガン(ミリセント・シモンズ)と息子マーカス(ノア・ジュプ)の“今”は4人家族です。あせる

 

家族は会話に手話を使い、歩くときは裸足で、住んでいる家の周囲の道には砂を敷き詰めて、“何か”の脅威から逃れるように静寂とともに暮らしています。とはいっても、音をまったく立てない生活などありえず、4人は常に恐怖感を覚えながら生活をしているわけです。しかも、エヴリンは出産間近の身重の状態。それがわかった時点で、私は産まれたばかりの赤ん坊が上げる“うぶ声”を抑える術はないわけで、そこはどうするのだろう…と心配になりました。

 

クワイエット・プレイス

 

ここからはネタバレに及ぶ内容です。作品を未見の方はどうぞスルーしてくださいませ。にひひ

 

人類を絶滅の危機に至らせているような“何か”については、その画像が公開されていませんが、これもまた「エイリアン」のエピゴーネンなのかと感じてしまうような造形でした。人間でいうところの視力を持ち合わせず、聴力のみが異常に発達している怪物ですが、全体のフォルムが意外に人間の姿に近い。宇宙からの侵略者などと言ってませんから、そこが怖いです。叫び

 

この怪物が夫も子供もいないタイミングでアボット家に侵入してきます。その時、ただ独り家に残っているエヴリンは産気づく…というサスペンスフルな状況に陥ります。恐怖の中にあっても独りで出産も終えるエヴリン。また、二人の子供を救うため家を出たリーは、子供らの危機を前にして、あえて“声を出す”行為に及びます。この父親の献身的行為には涙ホロリです。

 

全米でスマッシュヒットを記録したサスペンスホラーという触れこみで鑑賞しましたが、作品としては難局に立ち向かう家族愛のドラマであり、父と娘の関係再生の物語という印象を強く受けました。エミリー・ブラントの夫でもある俳優のジョン・クラシンスキーが監督・脚本を手がけ、自ら出演もしている。アメリカ人の俳優は映画作りに関して、貪欲な人物が多いですね。パー

 

 

(2018年、監督・脚本/ジョン・クラシンスキー、脚本/ブライアン・ウッズ、スコット・ベック、撮影/シャルロッテ・ブルース・クリステンセン、音楽/マルコ・ベルトラミ)

クワイエット・プレイス

 

クワイエット・プレイス

 


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