検察側の罪人

『検察側の罪人』公式サイト

 

ジャニーズ事務所に所属する人気俳優、木村拓哉と二宮和也が初共演する映画『検察側の罪人』。雫井脩介の同名ミステリー小説を映画化したのは、『クライマーズ・ハイ』『わが母の記』『関ヶ原』など話題作を手がけ続けている原田眞人監督。ある殺人事件を巡って対立する二人の検事、先輩のエリート検事をキムタクが、駆け出しの検事役をニノが演じています。

 

ブログ記事を書くに際してネットで検索すると、2人のタレントの出演画像があるではないですか。今までのジャニーズ事務所の所属タレントの画像の“防衛方針”が多少ユルくなったとしたら、SMAPの解散問題の影響もあるような気がします。キムタクが初めて映画で「汚れ役」に挑むのも“解散”効果かな。劇場はミッドランドスクエアシネマ2(シニア当日1,100円)。グッド!

 

検察側の罪人

 

以下は映画『検察側の罪人』の宣伝チラシに記載の紹介ストーリーです。

 

都内で発生した殺人事件。犯人は不明。事件を担当する検察官は、東京地検刑事部のエリート検事・最上(木村拓哉)と、刑事部に配属されてきた駆け出しの検事・沖野(二宮和也)。

最上は複数いる被疑者の中から、一人の男に狙いを定め、執拗に追い詰めていく。その男・松倉は、過去に時効を迎えてしまった未解決殺人事件の重要参考人であった人物だ。ドンッ

 

最上を師と仰ぐ沖野は、被疑者に自白させるべく取り調べに力を入れるのだが、松倉は犯行を否認し続け、一向に手応えが得られない。やがて沖野は、最上の捜査方針に疑問を持ち始める。「最上さんは、松倉を、犯人に仕立て上げようとしているのではないか?」・・・互いの正義を賭けて対立する二人の検事。彼らの戦いに、待ち受けていた決着とは――。

 

検察側の罪人

 

東京地検の刑事部に配属された検事の沖野は、有能で人望もある憧れのエリート検事・最上と同じ部署になり、懸命に仕事に取り組んでいます。ある時、二人が担当することになった殺人事件の容疑者に、すでに時効が成立した事件の重要参考人・松倉が浮上する。その被害者を知っていた最上は、松倉に法の裁きを受けさせるべく執拗に追及を行おうとするのです。

 

沖野は次第に最上が松倉を犯人に仕立て上げようとしているのではないかと、その方針に疑問を抱き始めます。そのあたりの疑念の解明をサポートするのは、沖野を補佐する担当事務官の橘沙穂(吉高由里子)です。彼女の立ち位置はサポート役というより主導する立場かもしれません。彼女が最上に疑念を抱き、その真実に迫ろうとするのもワケありなのですが…。

 

映画の終盤の展開は、原作からは大きく変更されているようです。私は原作未読ですから、そのあたりは相互訪問のブロガー、パンクフロイドさんの2つの記事が参考になりました。リブログで添えますから、ご興味のある方はそちらのブログ記事で作品の理解を深めてください。

 

かなり唐突でいい加減な“まとめ”になりますが、このエンディングを見ていてキムタクとニノの対立に、始まったばかりの自民党総裁選の決着を見たような気がします。安倍首相がどちらで、石破元幹事長がどちらかなど野暮なことは訊かないでください。でも、私の妄想を発展させると吉高由里子が野田聖子議員ということになる!?・・・イメージは自由です(笑)。パー

 

 

(2018年、監督・脚本/原田眞人、原作/雫井脩介、撮影/柴主高秀、照明/大坂章夫、美術/福澤勝広、編集/原田遊人、音楽/富貴晴美、土屋玲子)

検察側の罪人

 

検察側の罪人

 


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