鑑賞した日にちは異なりますが、名古屋駅前のミッドランドスクエアシネマ2で見た映画2本。1本目は、名作SF映画『猿の惑星』をリブートした『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』『猿の惑星:新世紀(ライジング)』に続くシリーズ第3弾『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』。2本目はシャーリーズ・セロンがMI6の女スパイを演じた主演作『アトミック・ブロンド』です。

 

どちらもシネコンの上映作品らしいエンタメ作品といえますが、今年の私は名古屋駅前のミッドランドスクエアシネマでは「1」よりも「2」の方に多く出かけている気がします。『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』は平日のレイトショーで鑑賞し、『アトミック・ブロンド』は会員サービスデーでの鑑賞です。料金はいずれも1,100円、多くを見るためには望ましい価格です。グッド!

 

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)

『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』公式サイト

 

以下は映画『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』のチラシに記載の紹介ストーリーです。

 

人類に家族を殺され、復讐に燃えるシーザーが、

愛する仲間のために下した最後の決断とは?

そして少女ノバがもたらすものとは?

 

猿と人類が全面戦争になだれ込んでから2年後の世界。森の奥深くに秘密の砦を築いたシーザー(アンディ・サーキス)は、冷酷非情な大佐(ウディ・ハレルソン)の奇襲によって妻子を殺され、悲しみのどん底に突き落とされる。大勢の仲間を新天地へ向かわせ、復讐の旅に出たシーザーは、その道中に謎めいた人間の少女ノバと出会う。

 

やがて大佐のアジトである巨大要塞にたどり着くシーザーだったが、復讐の念に囚われて我を見失った彼は絶体絶命の危機を招いてしまう。一方で、人類には予期せぬ退化の兆候が現れる…。爆弾

 

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)

 

名作『猿の惑星』から始まる旧5部作のシリーズ作品。その前日譚を描いた作品は『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』、『猿の惑星:新世紀(ライジング)』、そしてこの『聖戦記(グレート・ウォー)』と続きましたが、新シリーズはこの3作目が“最終章”の位置づけとなった内容です。次作はないと思いますが、スピンオフ的な展開で新作が登場するかもしれません。DASH!


人間に育てられながらも、エイプ(猿)の権利を得るために敵対を選んだシーザーの闘いですが、彼の前に立ちはだかるのはテロ部隊を率いる暴君の大佐です。人間の社会は戦争により終末的な状況で、秩序の崩壊は恐るべき支配者がリーダーシップを発揮するようになっているわけです。この冷酷非道の大佐の襲撃によって、シーザーは妻と長男を殺されてしまう。

 

シーザーはそんなテロ部隊を率いる大佐に復讐を果たすため、3匹の仲間を連れて大佐を倒す旅に出ますが、逆に囚われの身になるのです。シーザーの窮地を救うのは、旅の途中で出会った人間の少女ノバですが、狂気の大佐に代表される人間が“猿以下”に見えるのに対し、シーザーが見せる悲しみや怒りの表情が、人間よりも“人間的”に見える作品といえます。パー

 

(2017年、監督・脚本/マット・リーヴス、製作総指揮・脚本/マーク・ボンバック、キャラクタークリエイト/リック・ジャッファ、アマンダ・シルヴァー、撮影/マイケル・セレシン)

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)

                                  

 

アトミック・ブロンド

『アトミック・ブロンド』公式サイト

 

以下は映画『アトミック・ブロンド』のチラシに記載の紹介ストーリーです。

 

1989年、東西冷戦末期のベルリン。世界情勢に多大な影響を及ぼす極秘情報が記載されたリストが奪われた。イギリス秘密情報部MI6は凄腕の女性エージェント、ロレーン・ブロートン(シャーリーズ・セロン)にその奪還を命じる。ベルリンに潜入中のエージェント、デヴィッド・パーシヴァル(ジェームズ・マカヴォイ)と共に任務を遂行するロレーン。

 

彼女には、リスト紛失に関与したMI6内の二重スパイ、“サッチェル”を見つけ出すという、もう1つのミッションがあった。リストを狙いベルリンに集結する世界各国のスパイ。誰が味方で誰が敵なのかわからなくなる状況下、ロレーンと世界の運命ははてなマーク

 

アトミック・ブロンド アトミック・ブロンド

 

映画の舞台は東西冷戦の末期、ベルリンの壁崩壊直前の1989年。西側に極秘情報を流そうとしていたMI6の捜査官が殺され、最高機密の極秘リストが奪われてしまう。リストの奪還と、裏切り者の二重スパイを見つけ出すよう命じられたMI6の諜報員ロレーン。各国のスパイを相手にリストをめぐる争奪戦を繰り広げるスパイ・アクションです。男性の“007”よりも圧倒的にクールな印象のヒロインが、屈強な男たちを相手に体がきしむような肉弾戦を展開します。パンチ!

 

ロレーンに協力すべきMI6支部員のデヴィッドも、まったく信用のおけない身勝手な人物です。極秘リストが欲しいソ連のKGBやフランスの諜報機関DGSE、さらにアメリカのCIAまでが現れて、状況は混迷を深めていきます。誰が味方で誰が敵か、判断がしづらいドラマの展開ですが、そもそも主人公のロレーン自体がどういう立場の人物か怪しくなるような局面もあります。

 

30年近く前のベルリンを、デカダンな雰囲気に満ちた映像でまとめ上げた美術や演出に感心する部分がありますが、やはり映画の見どころはシャーリーズ・セロンのアクションと佇まいに尽きると思います。アパートの階段を使った長回しのアクションシーンなど、セロン本人が演じているように見えましたが、激しい肉弾戦に目を奪われました。撮影するスタッフも限られた空間で大変だったでしょうが、彼女に打ち倒されていく敵役の役者も大変だったでしょうね。パー

 

(2017年、監督/デヴィッド・リーチ、脚本/カート・ジョンスタッド、撮影/ジョナサン・セラ、音楽/タイラー・ベイツ、音楽監修/ジョン・フーリアン)

アトミック・ブロンド

 


にほんブログ村