しあわせな選択

『しあわせな選択』公式サイト

 

3月の後半になって最初に見た映画は、伏見ミリオン座でスクリーン鑑賞した韓国映画の『しあわせな選択』。監督は『オールド・ボーイ』でカンヌ国際映画祭グランプリ、『別れる決心』で同映画祭の監督賞を受賞した韓国の名匠パク・チャヌク。突然の解雇で人生が一変するサラリーマンの姿を、アイロニーとブラックユーモアを交えて描いたサスペンスドラマです。劇場は伏見ミリオン座(シニア会員1,200円)。グッド!

 

しあわせな選択 しあわせな選択

 

以下は映画『しあわせな選択』公式サイトに記載の紹介ストーリーです。

 

製紙会社で25年間、堅実に仕事をしてきたマンス(イ・ビョンホン)は、心からそう思い、妻と2人の子供、2匹の犬と郊外の大きな家で“理想的”な人生を送っていた。突然、会社から解雇されるまでは。必死に築いてきた人生が、一瞬のうちに崩壊!? 

 

好調の製紙会社への就活も失敗したマンスが閃いたのは、衝撃のアイデアだった。それは……「ライバルがいなくなれば、仕事は手に入る」 パンチ!

 

しあわせな選択


製紙会社に勤めるごく普通のサラリーマンのマンスは、妻と2人の子ども、2匹の飼い犬と暮らし、満ち足りた生活を送っていると思っていた。しかしある日、25年間勤めていた会社から突然解雇されてしまう。社会を取り巻く構造不況も重なり、1年以上も就職活動は難航し、愛着ある自宅も手放さざるを得ない状況に陥ってしまう。あせる

 

追い詰められたマンスは成長著しい製紙会社に履歴書を持ち込みますが、そこでも採用の見込みは薄い。自分こそがその会社に最もふさわしい人材と確信するマンスは、自分以上と認められる採用候補のライバルを葬り、そのポストを得ようと決断する。

かなり強引な荒唐無稽のドラマの展開です。主人公マンスを演じるのは『JSA』以来、長編映画では25年ぶりにパク・チャヌク作品に出演したイ・ビョンホン。危機に直面するほど強さを示す妻役を「愛の不時着」のソン・イェジンが演じています。

 

主演のイ・ビョンホンは何とか連続殺人の実行に成功します。家族ドラマにサスペンスの要素が加わり、さらにパク・チャヌク作品としては珍しいユーモア感にあふれた描写も交錯する。リストラから就活の困難さには“近過去”の社会を映し出していると思いましたが、ラストは一転してAIやグローバル化の“近未来”社会でした。パー

 

(2025年、監督・脚本/パク・チャヌク、原作/ドナルド・E・ウェストレイク、撮影/キム・ウヒョン、美術/リュ・ソンヒ、音楽/チョ・ヨンウク)

しあわせな選択

 


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3月の中旬に名古屋駅前のミッドランドスクエアシネマで鑑賞した新作映画2本です。どちらの作品も個性的な役柄の主人公を演じた主演俳優(ティモシー・シャラメ、イーサン・ホーク)がアカデミー賞の主演男優賞にノミネートされていましたが、惜しくも受賞は逃しました。両作品とも2人の演技を見るだけでも鑑賞の価値あります。

 

1本目の映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』は、1950年代のニューヨークを舞台に、実在の卓球選手マーティ・リーズマンの人生に着想を得て描かれた作品。2本目の映画『ブルームーン』は、ブロードウェイの伝説的な作詞家ロレンツ・ハートが訪れたパーティで過ごす一夜を描いた会話劇。メガホンを取ったのはリチャード・リンクレイター。ミッドランドスクエアシネマ2(シニア当日1,300円×2)。グッド!

 

マーティ・シュプリーム 世界をつかめ

『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』公式サイト


以下は映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』公式サイトに記載の紹介ストーリーです。

 

女たらしで嘘つきで自己中。だけど卓球の腕前だけはピカ一のマーティ(ティモシー・シャラメ)。NYの靴屋で働きながら、世界チャンピオンになって人生一発逆転を目指す。そんな中、不倫相手のレイチェル(オデッサ・アザイオン)が妊娠、卓球協会からは選手資格はく奪を言い渡される。万年金欠のマーティはありとあらゆる手を使って選手権への渡航費を稼ごうとするが     DASH!

 

マーティ・シュプリーム 世界をつかめ


卓球人気の低いアメリカで世界一の卓球選手になることを夢見るマーティは、親戚の靴屋で働きながら世界選手権に参加する資金を作ろうとしますが、真面目に働きません。何とか出掛けたロンドンの世界選手権では、決勝で日本選手のエンドウ(川口功人)に敗れてしまう。次回の日本での世界選手権への出場を目指すのですが…。あせる

 

仕事をさぼってバックヤードで不倫相手のレイチェルと行為に及ぶオープニング。タイトルバックは受精の様子を大写しにした科学映像のような画像が展開しますから、

思わず吹き出してしまいました(笑)。久しぶりに母国に戻ると、案の定レイチェルは妊娠しており、卓球協会からは選手資格を剥奪されるという窮地に陥ります。

 

まともに働く気はなく、利己的で傲岸不遜なマーティは、あらゆる方法で遠征費用を集めようとする。そのハチャメチャぶりは時に成功しますが、その幸運は続かず、よりバッドな展開が待ち受けている。その畳みかけるようなドラマ展開と演出に、どのような“着地”になるかと思いましたが、意外に“ほっこり”するラストでした。パー

(2025年、監督・脚本・編集/ジョシュ・サフディ、脚本・編集/ロナルド・ブロンスタイン、撮影/ダリウス・コンジ、音楽/ダニエル・ロパティン)

マーティ・シュプリーム 世界をつかめ

 

 

 

                                  

 

ブルームーン

『ブルームーン』公式サイト

 

以下は映画『ブルームーン』公式サイトに記載の紹介ストーリーです。

 

実在した伝説の作詞家、ロレンツ・ハート(イーサン・ホーク)。本作が描くのは、彼の人生を変えた“たった一夜”の物語。1943年3月31日。パートナーで作曲家のリチャード・ロジャース(アンドリュー・スコット)による単独舞台『オクラホマ!』初日公演は大成功。拍手喝采、祝杯、その余韻。クラッカー

 

その光の中心で、ハートは才能の影と恋の痛みに向き合っていた。熱狂の夜。沈黙の夜。そして、決意の夜。キャリアも友情も恋も――一夜にして変わっていく。

 

ブルームーン ブルームーン
 

『ビフォア』3部作や、アカデミー賞6部門にノミネートされた『6才のボクが、大人になるまで。』で知られるリチャード・リンクレイター監督が、長年にわたりタッグを組んできたイーサン・ホークを主演に据えた新作。ブロードウェイの伝説的な作詞家、ロレンツ・ハートが訪れたパーティで過ごす運命的な“一夜”を描いた会話劇です。

映画は、1943年11月に亡くなったハートらしき人物が、酔いどれて雨の街で倒れる姿の描写から始まります。作品はそこから半年前に遡り、同年の3月31日の夜、ブロードウェイのレストラン「サーディーズ」を舞台にしたドラマに。『オクラホマ!』初日公演のパーティに出掛けた、ロレンツ・ハートの複雑な感情が綴られていきます。メラメラ

 

長年タッグを組んできた作曲家リチャード・ロジャースが、ハートに代わる新たな相棒オスカー・ハマースタインと共に手掛けたミュージカルの大成功。そのパーティでは、ハートが思いを寄せる女性エリザベス(マーガレット・クアリー)との会話にも重きが置かれる。愛や嫉妬、焦りや憧れなど、様々な感情に支配されるハートです。

 

パーティが始まる前のバーの場面から、イーサン・ホーク演じるハートの“語り”は絶好調という感じ。ほとんど語りづめのように見えるホークの演技力は目を見張るものがあります。また、低身長だったというロレンツ・ハートにホークを似せるため、身に着けている衣装や撮影(技術)には十分な工夫が施されているようでした。パー


(2025年、監督/リチャード・リンクレイター、脚本/ロバート・キャプロウ、撮影/シェーン・F・ケリー、美術/スージー・カレン、音楽/グレアム・レイノルズ)

ブルームーン

 


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金子文子 何が私をこうさせたか

『金子文子 何が私をこうさせたか』公式サイト

 

名古屋駅西のシネマスコーレは、1983年2月に今は亡き若松孝二監督が立ち上げた映画館。開館当初は出掛けていましたが、その後は私が映画鑑賞から離れたこともありコンスタントに出掛けるようになったのは、2010年代になってからでしょうか。今や名古屋の“老舗”ともいうべきミニシアターで、映画ファンが応援すべき劇場です。

 

そのシネマスコーレがHPからのオンライン予約を開始したとのことで、それを利用して見に行ったのが、浜野佐知監督の映画『金子文子 何が私をこうさせたか』。虚無主義者・無政府主義者の金子文子を主人公に、死刑判決から獄中での自死に至るまでの121日間を描いたドラマです。劇場はシネマスコーレ(シニア会員1,100円)。グッド!

金子文子 何が私をこうさせたか 金子文子 何が私をこうさせたか

 

以下は映画『金子文子 何が私をこうさせたか』公式サイトに記載の紹介ストーリー(一部)です。

 

金子文子は、1903年に生まれ、反逆の人生を生きた虚無主義者/無政府主義者。父が出生届を出さず「無籍者」として育つ。9歳の時に植民地だった朝鮮に住む祖母の家に引き取られる。奴隷同然の虐待を受け、13歳で自殺を決意するが、思いとどまる。

 

16歳で内地に戻され、その後東京で苦学し、キリスト教、社会主義、無政府主義とたどって、権力や生物の絶滅を謳う虚無主義に行き着いた。そして朴烈と出会う。彼は朝鮮で独立運動に参加し、日本に逃れてきた虚無主義者だった。二人は不逞社を組織して、日本の帝国主義、植民地主義を批判する活動を開始する。―― パンチ!

 

金子文子 何が私をこうさせたか


同志にして恋人となった2人は、日本の帝国主義・植民地主義を批判する活動に奔走するが、1923年の関東大震災の際に検束され、官民による朝鮮人虐殺を正当化するための皇太子を狙った爆弾犯としてフレームアップされる。文子も朴烈も冤罪を主張するのではなく、“大逆罪”を引き受け、日本の国家と対峙して思想的な闘いを展開する。

 

やがて大審院で死刑判決が自らに下されると“万歳”を三唱する文子。その後、恩赦により無期懲役に減刑されて栃木女子刑務所へ送られるが、文子は減刑状を破り捨てた上で、たったひとりの獄中闘争を続けるのですが…。映画は、2人の死刑判決から始まり、彼らの出会いやそれ以前の文子の人生については“回想”の中で描写されます。

 

獄中の中でなお闘い続ける姿勢を崩さない文子を演じる菜葉菜、熱量を放出し続けるようなまさに“熱演”です。刑務所内の懲罰的な描写や、文子の自死という結末が予測できるだけに暗い作品かと思いましたが、時折織り込まれる文子の短歌の力強い表現に気持ちが和みました。昨年9月に亡くなった女優・吉行和子の出演遺作です。パー

 

(2025年、監督/浜野佐知、脚本/山崎邦紀、撮影/高間賢治、照明/上保正道、録音/山口勉、美術/佐々木紀貴、編集/目見田健、音楽/吉岡しげ美)

金子文子 何が私をこうさせたか

 


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3月の前半に名古屋駅前のミッドランドスクエアシネマで連続鑑賞した新作映画2本です。1本目の映画『木挽町のあだ討ち』は、直木賞と山本周五郎賞をダブル受賞した永井紗耶子の同名小説を、柄本佑と渡辺謙の初共演で映画化したミステリー時代劇。

 

2本目の映画『スペシャルズ』は、『ミッドナイトスワン』『ナイトフラワー』の内田英治監督によるオリジナル作品で、佐久間大介(Snow Man)を主演に据えて、個性的な殺し屋たちが暗殺計画のためにダンス大会出場を目指して奮闘する姿を描くエンタメ作品。劇場はミッドランドスクエアシネマ1・2(シニア当日1,300円×2)。グッド!

 

木挽町のあだ討ち

『木挽町のあだ討ち』公式サイト


以下は映画『木挽町のあだ討ち』公式サイトに記載の紹介ストーリー(一部)です。

 

文化七年(1810)一月十六日、江戸・木挽町。歌舞伎の芝居小屋「森田座」では『仮名手本忠臣蔵』が大入満員で千穐楽を迎えていた。その仇討ちは、舞台がはねた直後、森田座の近くで起きた。叫び

 

芝居の客たちが立会人と化し見守る中、美濃遠山藩士・伊納菊之助(長尾謙杜)が、父・清左衛門(山口馬木也)を殺害し逃亡していた男、作兵衛(北村一輝)の首を見事、討ちとったのである。雪の舞う夜、若き美男子が成し遂げたこの事件は「木挽町の仇討ち」として、語り草となった。――

 

木挽町のあだ討ち


その事件から1年半後、菊之助の縁者だという侍・総一郎(柄本佑)が、仇討ちの顛末を知りたいと森田座を訪れます。総一郎にとってはこの仇討ちは、腑に落ちない点がいくつかあり、それを解明したいという。菊之助に関わった森田座の周辺の人々から事件の経緯を訊く中で、徐々に仇討ちの裏に隠された“秘密”が浮かび上がります。


仇討ち事件の真相を追う“田舎侍”加瀬総一郎役で柄本佑が主演を務め、森田座で活躍する元は士分の立作者・篠田金治を渡辺謙が重厚に演じています。仇討ちを成した菊之助を長尾謙杜、菊之助の父を手にかけた作兵衛を北村一輝が演じています。

 

文庫化されたタイミングで、永井紗耶子の原作小説は読んでいます。ドラマの筋立てとしては、原作小説から大きく逸れることはなかったと思います。ただ、上京した田舎侍・総一郎を事件を探る“探偵役”のようにしているのは、映画化ならではのアレンジでしょう。その役柄を軽やかに演じている柄本佑、なかなか良いですね。パー

 

(2026年、監督・脚本/源孝志、原作/永井紗耶子、撮影/朝倉義人、照明/池本雄司、録音/西村憲昭、美術/吉田孝、音楽/阿部海太郎、主題歌/椎名林檎)

木挽町のあだ討ち

 

 

 

                                  

 

スペシャルズ

『スペシャルズ』公式サイト

 

以下は映画『スペシャルズ』公式サイトに記載の紹介ストーリーです。

 

過去に「ダンス経験がある!? ⋯」という理由で集められた、伝説の殺し屋・ダイヤ(佐久間大介)ら<孤高のプロの殺し屋たち>。裏社会のトップ・本条会のクセ者親分(石橋蓮司)が必ず訪れるダンス大会での暗殺をもくろみ、チームを組んで大会の出場を目指すことになるが、実はまるでド素人で仕方なくダンス教室に通い始めるも、ことごとく問題を起こして破門される。DASH!

そこにダイヤの勤める児童養護施設のダンス少女・明香(羽楽)が救いの手を差し伸べ、最初は歪みあっていた殺し屋たちも次第にダンスの魅力に目覚め、いつしか<スペシャルな5人>のチームへと。ダンスも成長を遂げ、本気でダンス大会への情熱を燃やし、あとは暗殺ミッションに挑むだけであったが⋯。

 

スペシャルズ

児童養護施設で優しい補助職員として働く伝説の元殺し屋ダイヤをはじめとした孤高の殺し屋たちが、「過去にダンス経験がある」というだけの理由で集められる。裏社会のトップに君臨する親分暗殺を、素人のダンス大会の会場で決行するためです。その計画を推し進めるのは、風間組のナンバー2の武闘派・熊城(椎名桔平)です。パンチ!

 

しかし、実際にはダイヤたちはド素人ダンサーだった。ダンス教室に通うも思うように成果は出ず、すぐに喧嘩騒動になる。やがて、児童養護施設のダンス少女・明香が救いの手を差し伸べたことから、ダンス未経験の熊城もチームに加わることになる。

 

昭和のアイドル歌謡をダンスする椎名桔平や小沢仁志の存在は、私のような“昭和”のオヤジ世代にも心を打つものがあります。ドラマとしては、ダンスの魅力に目覚めて成長を遂げたチームが、最終の目的を果たす段階でどうなるのか…という終盤の展開です。荒唐無稽のエンタメ作品としては、これもアリかなと思うラストでした。パー


(2026年、監督・脚本・原案/内田英治、脚本/池亀三太、撮影/Yohei Tateishi、照明/前川賀世子、録音/栗原和弘、美術/佐藤英樹、振付/akane、音楽/小林洋平)

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ただ、やるべきことを

『ただ、やるべきことを』公式サイト

 

名古屋今池のキネマ・ノイに出掛けるのは、会員サービスデーの木曜日や上映最終日になる金曜日というパターンが多い。3月の最初の木曜日に出掛けたキネマ・ノイでは「クロード・シャブロル傑作選」の2作品と共に、この韓国映画を鑑賞しました。

 

映画『ただ、やるべきことを』は、本編が長編デビュー作となるパク・ホンジュン監督が、造船会社の人事部で働いた自身の経験をもとに、職業上の義務と個人的感情の間で板挟みになる労働者の心理を描写した作品。2010年代の造船業界が直面した不況を背景にした社会派ドラマです。ナゴヤキネマ・ノイ(シニア会員1,000円)。グッド!

 

ただ、やるべきことを

 

以下は映画『ただ、やるべきことを』公式サイトに記載の紹介ストーリーです。

 

映画の舞台は韓国パク・クネ大統領の退陣を求める大規模な「ろうそくデモ」が行われた2016年、造船業は世界的不況に見舞われ多くのリストラと廃業があった。漢陽重工業入社4年目のジュニ(チャン・ソンボム)は人事チームに異動するとすぐ、リストラ対象者の名簿を作るように指示される。

 

会社を立て直すためと自身を納得させ、やるべき仕事をこなしていくが会社都合で対象者が絞り込まれていき、親しい先輩と友人、そのどちらかを選ばなければならない状況に追い込まれていく――。あせる

 

ただ、やるべきことを

 

作品の舞台は2016年の韓国。造船業は世界的不況に陥り、多くの会社がリストラや廃業を余儀なくされていた。漢陽重工業に入社して4年目になるジュニは人事チームに異動すると、すぐにリストラ対象者の名簿を作るよう指示されます。会社を立て直すためと自身を納得させ、やるべき仕事をこなしていく苦悩の日々が始まります。パンチ!

 

データを駆使してリストラ対象者の絞り込みを行うなど、ジュニは人事チーム内でもその有能ぶりを発揮します。やがて会社都合で対象者が絞り込まれていき、かつて世話になった上司や親しい友人もその対象者リストに上がります。個人的に相談を受けても何も語ることができないジュニ。恋人との関係もギクシャクしていく…。


本編は『JSA』『建築学概論』などの制作会社が、未来の韓国映画をリードする映画人育成を目的として設立した“ミョンフィルムラボ”6期となるパク・ホンジュンの監督長編デビュー作。苦悩する若い労働者の心理をたどる作品で、ラストを見終えても沈んだ気分は去りません。今までに見ていなかった“社会派”の韓国映画です。パー

 

(2023年、監督・脚本/パク・ホンジュン、撮影/チェ・チャンファン、照明/イ・ジョンフン、美術/カン・ダヨン、編集/チョ・ヒョンジュ、音楽/イム・ミンジュ

ただ、やるべきことを

 


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