こんにちは!


6月になり、実家の方で今年も梅を収穫しました!

梅には様々な効果があり、特に梅の栄養面で特徴的なのは、有機酸の多いことです。

疲労回復などに有効なクエン酸、リンゴ酸、コハク酸、酒石酸、その他各種有機酸が豊富に含まれています。

梅の栄養価値は果物の中でも優れており、タンパク質やビタミン、カルシウム、カリウム、リン、鉄などのミネラルも豊富に含まれています。

今回はそんな梅の働きについてご紹介します。


1つ目は、豊富なミネラル、カルシウム、鉄です。
骨、歯、血液、組織液など人間の体を形成しているものの中には鉱物性の栄養素(カルシウム、リン、水、鉄分など)が含まれています。

これらの一般的にミネラルと呼ばれる栄養素が不足すると、人間の体はバランスを崩し、いろいろな病気を引き起こしてしまいます。

梅には身体に必要なミネラルが豊富に含まれており、梅のミネラル含有量はミカンやリンゴ、ブドウよりも多くなっています。

リンゴに比べて小さい梅の実ですが、なんとカルシウムはリンゴの4倍、鉄は6倍も多く含まれていて、マグネシウムや亜鉛も実は梅の実の方が多いです。


2つ目は、疲労回復効果、老廃物が貯まるのを防ぎます。
エネルギー代謝がうまくいかないと栄養素の不完全燃焼が起こり疲れや肩こりを感じたり、細胞の老化、動脈硬化、生活習慣病などの原因にもなります。

梅の酸味成分でもあるクエン酸やリンゴ酸などの有機酸は、糖質の代謝を促し活性化させる働きがあり、これにより栄養素をエネルギーに変換する働きをスムーズにしてくれます。

つまり梅は疲労回復だけでなく、腰痛や肩こりなどの緩和、老化防止、疲れにくい体づくりにも役立つことが期待できます。


3つ目に唾液の分泌を促進させて食欲を増進させます。
梅の酸味成分であるクエン酸は唾液の分泌を促して食欲を増進させるばかりでなく、胃液やその他の消化酵素の分泌を高めて消化吸収を助けてくれます。

さらに、梅に微量に含まれているピクリン酸は腸の働きを活発にし、便通の改善も期待できます。


この他にもカルシウムや鉄の吸収を促す効果、血液をさらさらにする効果、殺菌効果など様々な効能があり、体を守ってくれます。


上記の効能も市販の梅干しを食べる事で発揮する事が出来るのですが、1つだけ注意点があります。

減塩調味を施した梅干し、たとえば昆布梅、鰹梅、はちみつ梅などは調味梅干に分類されます。

それらは保存性が悪く、なおかつ添加物を含むことにより味を調え、保存性を補っています。

嗜好品のように食べるのであれば調味梅干でも問題無いかもと思いますが、 本物の味を求め、何より健康のために食べるのであれば、伝統的な梅干しでなければ意味がありません。

スーパーなどで梅干しを選ぶときは、ぜひ原料表示を確認してから選びましょう!


上記にはありませんが、これから暑くなってくる季節、熱中症などが心配されると思いますが、梅干しを食べるだけでも予防の1つになりますので
皆さんも試して見てはいかがでしょうか?

岩田