今年一年を振り返って | 岩手県議会議員 岩崎友一 オフィシャルブログ

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岩手県議会議員 岩崎友一(いわさき ともかず)オフィシャルブログ

おばんです。今年も残すところ数時間となりました。そこで私なりに激動の一年を振り返ってみたいと思います。

 

 

(1)選挙イヤー

今年は選挙に全力を尽くした一年でした。幹事長の最大の仕事は選挙に勝つことです。自民党岩手県支部連合会幹事長として7月の参議院議員選挙、9月の県知事選挙・県議会議員選挙を通じて岩手の政治の流れを変えたいとの強い思いのもと、陣頭指揮を執らせていただきました。しかしながら、結果として参議院議員選挙、県知事選挙では勝利することができず、また県議会議員選挙においても公認候補1名、推薦候補2名を落選させてしまったことは、私が大いに反省しなければなりません。この悔しさを決して忘れることなく、次なる戦いに活かしてまいります。

 

 

(2)「令和」新時代へ

5月1日。令和という新しい時代を迎えました。平成の振り返りと令和への思いは4月30日の私のブログをみていただければと思いますが、令和という時代を切り拓いていくためには、政治家に求められている役割は非常に大きいと感じていますから、私もその一端を担うべく、精進してまいりたいと思います。

 

 

(3)東北横断自動車道釜石秋田線が開通

3月9日、東日本大震災津波からの復興にあたり、リーディングプロジェクトとして整備が進められてきた縦軸、横軸の高規格道路のうち東北横断自動車道釜石秋田線の釜石~花巻間が一本でつながりました。これにより、今年は釜石港のコンテナ取扱量が過去最高を記録。物流面で大きな成果が出始めております。また、花巻空港を利用する観光客がこれまでは夕食の時間に間に合わず、沿岸部での宿泊は避けられている傾向にありましたが、開通したことに伴い夕食の時間までに到着できるようになったことから、誘客面でも成果が出始めております。今後、縦軸の整備も進んでくることから、「道路」というアイテムを活用しながら、震災前にはなかった新しい三陸をつくるため、取り組みを充実させていきたいと思います。

 

 

(4)三陸鉄道リアス線の全線開通

3月23日。東日本大震災津波で被災したJR山田線(釜石~宮古間)の復旧が終わり、経営をJRから三陸鉄道に移管し、全線開通いたしました。総延長163㎞は第3セクターとしては日本一長い路線となります。8年ぶりの再開に沿線は大いに盛り上がりました。しかしながら、経営も順調で黒字を見込んでいた矢先、10月の台風19号災害により、再び、甚大な被害を受けてしまいました。復旧を進めるにあたり財源スキームも固まり、現在、復旧作業を急ピッチで進めており、来年3月20日の全線再開を目指しております。全国には第3セクターが運営する鉄道が多くありますが、三陸鉄道が仕掛けるイベントや取り組みは全国的にも評価が高いと認識しております。地域住民の足として、また観光の目玉として再度、三陸を盛り上げてくれることを確信し、復旧への取り組みを見守っていきたいと思います。

 

 

(5)ラグビーワールドカップ2019釜石開催

4年に一度じゃない。一生に、一度だ。釜石が盛り上がりました。多くの国民・県民が感動を共にしたラグビーワールドカップの釜石開催。台風の影響で2試合目のナミビアVSカナダ戦が中止となってしまったことは残念でありましたが、結果として釜石鵜住居復興スタジアムの名の通り、岩手県・釜石市は災害に対する意識が高いということを逆に世界に発信する機会になったのではないかと感じております。中止となったナミビアVSカナダ戦の再戦については私も全面的に後押ししてまいります。

 

 

(6)台風第19号災害

10月12日、台風第19号は本県沿岸部を中心に甚大な被害をもたらしました。ここに改めて犠牲となられた方々のご冥福をお祈りし、被災されました皆様にお見舞いを申し上げます。平成23年の東日本大震災津波、平成28年の台風第10号災害に続く大災害でありました。災害翌日から被災現場の視察や復旧・復興に向けての財源確保のため東京へ要望に赴くなど、出来ることは何でもやるという覚悟で活動してまいりましたが、これだけ災害が続くと私自身、心が痛み、気が滅入ってしまうこともありました。今回の復旧にあたっては、これまでの原形復旧ではなく改良復旧という国の大きな方針のもとで進められておりますが、気候変動に伴い、災害に対する認識を新たにした年でもありました。

 

 

(7)新大槌トンネルの完成

9月29日。新大槌トンネルが完成しました。東日本大震災津波を受けて、大槌町では金沢の沢と小鎚の沢が孤立したことから、大津波発生時にも孤立することなく安心して往来できる道を次の世代のために残したい。構想当初はトンネル化の可能性はゼロ回答。それでも諦めずに、町、町議会の皆さんと、また自民党県連としても何度も何度も自民党本部、復興庁、国土交通省への要望を重ね、その思いを形にいたしました。いつの時代も津波と向き合って生きていかなければならない私達にとってはまさに命の道路です。ご支援賜りました一人ひとりの皆様に改めて心から感謝を申し上げます。

 

 

(8)4回目の当選

8月30日告示、9月8日投開票の県議会議員選挙で自身4回目の当選を果たすことができました。結果、無投票での当選でありましたが、初心を忘れることなく、県民の皆さん、地域の皆さんのために一所懸命、努力を重ねていきたいと思います。

 

 

平成31年、そして令和元年、今年もうれしいこと、悲しいこと、悔しいことがたくさんありました。正直、楽しいことは少なかったように思います。今年一年を漢字一文字で振り返るとすれば、「悔」です。選挙を仕切る以上、幹事長としてフル回転したつもりですが、結果が全ての選挙において、結果を出せなかったことについては、自身の言動も含めて多くの反省と責任を感じております。この悔しさをバネに次こそは・・・。

 

 

今年は自宅を留守にすることが例年以上に多く、家内には育児を含めて多くの苦労をかけました。来年は仕事はもちろんですが、父親として子どもたちと接する時間を少しでも多くとるようにしたいと思います。

 

 

今夜は頑張って家を守ってくれた家内に感謝をしながら、年を越したいと思います。

 

 

皆さんもよいお年をお迎えください。