チャレンジ富士五湖100km、無事完走してきました!

タイムは11時間47分32秒...完走しただけ偉いということにしましょう...
100kmのタイムの目安はフルマラソンの3倍と聞いたことがあったので、10時間(キロ6ペース)でいけるでしょ!って思ってたんですけどねー

半日も走っているといろいろなことを思ったので、覚えているうちに書いていこうと思う。

一つ目は、メインの競技の距離より長い距離を走ることの意味を感じた。
私のメインの競技であるフルマラソンでは、自分で決めたペースで歩かず走り続ける必要がある。
つまり、歩きたい、ペースを落としたい自分に勝ち続ける必要がある。
一方で、距離が長いウルトラになると、エイドなどで歩いても良いタイミングがたくさんある。
歩きたい自分と何度も葛藤し、勝ち負けを繰り返していた。
ある程度自分に負けていい状況において、できるだけ自分に勝てる回数を増やすという経験はなかなか面白かった。

二つ目は、フルマラソンが好きだと感じた。
約3時間という時間、42.195kmという距離が絶妙に力を出し切れる負荷なような気がした。
50kmを超えると明確に飽きるし、ハーフなどでは変な無理をしてタイムにムラがでる。
そういった意味で、マラソンは自分の性格に合った競技な気がした。

三つ目は、ポテンシャルに届いてないと気づけた。
マラソンの3倍という目安は、そのくらいのトレーニングを積んでいるという前提があるんだと思う。
そう考えると今のフルの実績はおそらく再現性がないものなんだと思う。
距離に対するポテンシャルが足りていないので、避けがちなLSDと向き合うことが必須なんだと気づけた。


ここからはだいたいの距離ごとに、どんなことがあったかを振り返っていきたい。


まず30kmくらいまでは、スピードを出しすぎないようキロ5分半のペースで走っていてものすごく余裕があった。景色やウルトラの新鮮さもあって、あっという間だった。


次に30~45km。ここでほぼダメになりました。
この区間は急な上り坂が長く続いていて、ジョグでもしんどくて、上り切った時にはフルでPBを出した時よりも圧倒的に疲れていました。このあたりから平坦な道や下り坂でも思ったように足が進まず歩くようになってきてしまいました。


45km~55km。辛い。それだけ。
少し歩いてはいいペースで走っている人を見つけてこっそりついていくことを繰り返し、何とか前に進んでいました。


55km~60km。ここでとてもいい出会いがありました。
湖と山と桜ばかりを見せてくるコースに辟易として、もう見飽きたわ!!とイラついている時でした。
いいペースで走りながらすれ違う人に声かけをするおじさんを見つけ、ついて行っているとふわっと風が吹き、そのおじさんの周りで桜が舞い上がりました。
おじさんも思わず感嘆の声を漏らしていたので、思わず話しかけてしまいました。

私「綺麗ですね~」
おじさん「綺麗だったねー」
私「あ、あの...少し前から後ろに付かせてもらって...あの...いいペースですね!!!次のエイドまでご一緒してもいいですか!!!」

キモすぎる。

おじさん「しゃべってると気がまぎれるもんね。」

優しすぎる。

普段はトレイルをやられていてトレイルについて話してくれたり、ウルトラは完走するだけで十分すごいよと励ましてくれたり、エイドの別れ際ではアドバイスをくれたり、ウルトラは協力して走ると聞いたりするが、本当にその通りだなと思った。おじさんの励みになってたらいいなぁ...
この方に出会わなかったらウルトラはいい思い出にならなかったかもしれない。
桜吹雪のおじさん、ありがとうございました!


65km付近。ウルトラランナーみゃことすれ違いハイタッチ。
みゃこさんの動画を見て富士五湖を走りたいと思ったので、シンプル嬉しい。


65km~90km。とにかく刻む。
何度も歩いた。歩くだけでも制限時間に間に合うが、それでは自分は納得しないと思った。
目標タイムはとっくにあきらめているが、そのなかでも少しでも早くゴールできるように走った。
キロ6分で走るのがしんどいどころか、息が上がる。普段ジョグが5分前後の自分としてはありえない状況だった。

 


90km~98km。いい出会いその2。
いいペースで走っている方を見かけたので付いていったら、抜いてください的なジェスチャーをされました。
その方についていくのでやっとだった私は「いや、抜けるわけないですって!!」となぜかツッコミ口調。

そこから何となくしゃべりながら走ることになり、ゴールの目標時間が近いことがわかり、できるだけ付いてきてと言ってくれました。95kmからの激坂は早歩きでいいと割り切っていたのですが、その方がチラチラ後ろを見てついてこいと言わんばかりの走りをするので、息は絶え絶えになりながらできるだけ付いていきました。

坂道の途中で本当にきつくて歩いてしまい、お別れしてしまいましたが、12時間でゴールできればいいと甘えた自分のタイムを12分ほど縮めてくれたスパルタの方、本当にありがとうございました。


98km~100km。
ここからは平面と下り。ペースを上げて変な怪我だけしないように丁寧に走る。
ゴールが見えた安心感でとても気持ちよく走れた。出迎えてくれる応援の方々が嬉しかった。
ゴールの時は達成感よりも安堵が大きかった。
アキレス腱の違和感が走る前からあったので、大きな怪我がなく、何度も下方修正した目標の12時間に間に合わせられてよかったという気持ちが大きかった。


完走した感想ですが、ウルトラランナーという実績ができたのがとてもうれしいが、しばらくウルトラはいいかなといったところです。
疲労もフルマラソンとは全然違いますし、準備期間でスピードを捨ててひたすらジョグをやっていたので、失うものもあるんじゃないかという不安がすごくあって、私の性格ではフルマラソンに悪い影響が出てしまうと感じました。
これからはサブ3に向けて、スピード強化をする時期なので、ジョグで積んだ土台を大切にしつつ、しばらくやれていなかったポイント練を丁寧にやっていきたいと思います。