ちょっとうれしいことがありました。
ビッグイシューをいつも神保町の岩波ビル前で購入していましたが、その販売者の方が
神保町から「卒業」するそうです。
ビッグイシューは、ホームレスの自立支援のための雑誌で、1991年にロンドンで生まれ、
日本では2003年9月に創刊されました。
ホームレスの人の救済（チャリティ）ではなく、仕事を提供し自立を応援する事業です。
千代田区内でも飯田橋駅や市ヶ谷駅、四谷駅、御茶ノ水駅、水道橋駅と各駅前で販売されており、
1冊300円のうち160円が彼らの利益となります。
自立へのステップは、
・簡易宿泊所（1泊千円前後）などに泊まり路上生活から脱出
（１日25～30冊売れば可能に）
・自力でアパートを借り、住所を持つ
（1日35～40冊売り、毎日1,000円程度を貯金、7～8ヶ月で敷金をつくる）
・住所をベースに新たな就職活動をする
で、今回、私がずっと買わせていただいた販売者の方は2番目のアパートを借りる段階へ
いけた、ということです。
寒い日も炎天下も朝から駅前に立ち声をあげて売っていた姿を通るたびに見かけていたので、
アパートをやっと借りられる、と聞いて思わず大きな声で「おめでとううう!!!」と言ってしまいました。
今度は職探しに向けて頑張っていってほしいです。