一昨日は、「名医は虫歯を削らない 虫歯も歯周病も「自然治癒力」で治す方法」
がベストセラーとなっている歯科医師・小峰一雄先生のところに行って来ました。
最近、前歯が一本、熱いものがちょっとしみる時があるのです。ちょっとだけど。
この本を以前、竹書房で担当された松本卓也さんが「ユサブル」という出版社を立ち上げて、
そこから僕の『「うつ病」が僕のアイデンティティだった~薬物依存というドロ沼からの生還 』
が出たのです。そんなご縁で、小峰先生を紹介していただきました。
一昨年、初めて診ていただいて、その時軽い虫歯が4本あったんだけど、「ドックベスト」という
治療薬の塗布と、食事指導を守っただけで、3本が完治してしまった!
その後、他の歯医者でも念のため確認したもらったんだけど、本当に治っていた。
食事指導の中心は、「徹底して、砂糖を断つ事」である。
砂糖はダメ!というと、よく
「じゃ、黒砂糖なら良いんですよね?」
と言われるが、黒砂糖もダメである。沖縄の黒糖も、てんさい糖も、メイプルシロップも残念ながらダメだ。
それらは全部「精製された糖分」だからだ。自然界には、そのままでは存在しないものだから。
砂糖が虫歯の原因になっていることは誰でも知っているけど、「歯に砂糖が付いて、エナメル質を溶かす」
と思っている人が多い。僕もそうだった。
でも、そうじゃないのです。
僕なりの説明になっちゃうけど、
「自然界に存在しない「精製された砂糖(甘いもの全般)」を体内に取り込むと、血糖値が急激に上がる。
血糖が血液に流れ込むと血管を傷つけたり、体を酸化させたり、いろいろとよくよくないことが起こるので、体は糖を分解しようとする。この時、体内のカルシウムが大量に消費される。歯のカルシウムが真っ先に利用されるので、歯が弱くなり、虫歯になる」
と、こんな感じかな。
また、砂糖はガン細胞の大好物でもある。
というわけで、診てもらったんだけど、しみる前歯は虫歯にはなってませんでした。
「うん、これはね、神経が炎症を起こしてるんだよね。バイ菌と白血球が戦ってる状態。それで、痛みを感じたりするわけ。
では、なぜ炎症を起こすかというとね……」
例えば、夜遅くに、甘いものや炭水化物などの糖分を摂ると、急激に血糖値が上がり、そのまま眠ってしまうと、
寝ている間に急激に上がった血糖が下がり、今度は一時的に「低血糖」になってしまう。それが、抵抗力を下げてしまう。
なぜバイ菌が入るかというと、
1、夜遅く食事(糖質)をすると、寝ている間に血糖値が上がる
2、体は血糖値を下げようと(糖を分解しようと)して、今度は逆に一時的に「低血糖」になってしまう。
3、体は慌てて、今度は逆に血糖値を正常に戻そうとして「アドレナリン」などのホルモン(テンションを上げる)を出す。
4、睡眠中にアドレナリンが出ると「戦う夢」や「追われる夢」などを見る。
5、そういう夢を見ると無意識のうちに「歯を食いしばったり」「歯ぎしり」をする。
6、そうすると、歯に「マイクロクラック」と呼ばれる、微細なヒビが入る。
7、そこからバイ菌が入り、炎症を起こす
あー、なんてわかりやすいの!まさに、
「風が吹けば桶屋が儲かる」式だね(笑)。
先生のお言葉。
「虫歯なら治療も出来ますが、虫歯じゃないから何も治療は出来ませんよ。
神経の炎症は、砂糖を完全にやめて、炭水化物を控えれば治ります」
ということで、甘いものは絶対厳禁、外食の場合は、
ほとんどの料理に味付けとして砂糖が入っているので、極力避けなさいというありがたいお言葉をいただき、
この日の診察は終了したのでした。
小峰先生の名著「名医は虫歯を削らない」
甘いもの依存についてのサイト
https://eonet.jp/health/healthcare/health71.html