先日、一泊2日で大阪に打ち合わせに行ったときの事。
宿泊した梅田のホテルで、チェックアウトした時のこと。
打ち合わせが10時半にJR大阪駅近くで、ホテルからは歩いて行けたんだけど、
10時にチェックアウトして、数十メートル歩いたところでケータイがない事に気がついた。
iPhoneね。
急いでホテルに戻ったら、ロビーで見覚えのある人と目が合った。
「あれ〜、岩男くん!何してるの!?」
デビュー当時、雑誌の取材で知り合い、それから30年に渡って度々写真を撮ってもらっている
カメラマンの石川正勝さんだった。
当時の雑誌は確か、「アリーナ37」とか、「パチパチ」とかだったね。
それから、1993年の日清パワーステーション、1995年ごろの今はなき横浜・本牧のマイカル本牧シアター(良いホールだったなぁ)、2013年、中目黒・楽屋での50歳記念ライブ、12月の横浜Thumbs Up、2014年の茅ヶ崎市民文化会館、そして一昨年の下北沢440のバンドライブ。他にも、忘れているのがあるかもしれない。
95年のマイカル本牧の時は、僕が事務所とレコード会社を同時にクビになった直後で(苦笑)、「岩男くん、大変でしょ」って、ノーギャラで撮ってくれてね。今思えば、当時はアナログだから、フィルム代、現像代、紙焼き代と結構実費がかかったのに……。
「まさか、こんなところで」
っていう再会って、皆さんもいくつか経験あるでしょ?
だってさ、
「空から見てたら、アリンコみたいにうじゃうじゃと人が蠢いている(うごめいている。スゴイ漢字!)
大阪の街でバッタリ会うんだからね。
ケータイを忘れずに、そのままスタスタと歩いて行ったら会えなかったんだからね。
そう思うと、逆に、
「知らずに通り過ぎているいくつもの出会いや再会」
もあるって事だね。
面白いね、世の中は。
石川さんに撮ってもらった2017.11.23のバンドライブの写真です。ライブ盤の表紙になったヤツの元の写真ね。