こんにちは。


今日、職場で相談業務をしている方が、義母(高齢者)が自宅で転倒して肩の骨を骨折したとの話がありましたガーン

だいぶ高齢な方ということで、入院生活など心配になります。


こういう話もありましたので、今日は、転倒防止にもなる体のバランスなどについて書いてみようと思います。


バランス感覚は、体の傾きを感知して修正するための能力ということで、「平衡感覚」とも呼ばれます。
スポーツや日常生活など、さまざまな場面で重要となります。


生活するうえで大事なバランス感覚ですが、鍛えることのメリットとしては、転倒予防と体幹部の強化があげられます。特に、介護予防のためには、大切な運動となります。

①転倒予防:バランス感覚が向上すると、身体の安定性が高まり、日常の動作や歩行が安定します。
②体幹の強化:バランス感覚を高めるためには、インナーマッスル(体の奥深くにある筋肉)の強化が必要です。

 バランス感覚は、静止または動的な動作における姿勢維持の能力となります。
 感覚系、中枢司令系、筋力系などの要素によって決まるということで、この能力は、日常生活での立位や歩行、スポーツにおいて重要となります。

 今の社会では、アスファルトの平らな地面、クッション性のあるシューズ、ヒールなどがバランス能力を阻害する要因となっているようです。
 

 ですが、家庭でも簡単にできる運動から始めることで、バランス感覚を向上させることができます。
 

 家の中でこまめに動いたり、親子で一緒に遊んだり、また、運動能力を形成していくためのフィットネス器具を利用することも良いと思います。


以下に、高齢者でも自宅で行えるバランス感覚を鍛えるトレーニングメニューの一部ですが、紹介してみます。


 

ア.片足立ち

 片足で立ちます。30秒ほどが目安になると思います。重心が不安定になり、お尻の外側にある中殿筋や内ももの内転筋が使われます。
 バランス感覚のテストにも使われる一般的なトレーニングです。

イ.つま先あげ

 直立して交互につま先を上げるトレーニングです。前脛骨筋を鍛え、二足歩行の安定性を高めます。

ウ.かかと上げ

 つま先で立つトレーニングです。ふくらはぎの腓腹筋を鍛え、日常の転倒防止やスポーツパフォーマンスの向上にも役立ちます。

エ.プランク

 両肘を床につけ、うつ伏せになり、両膝は床に付け腰を浮かせます。頭、背中全体、膝が一直線になるようにします。
 お腹周りの細かい筋肉を鍛え、バランス感覚を向上させるのに効果的です。

これらのトレーニングは自重のみで行えます。
週に3回程度でいいと思います。

 

継続して行っていくと、徐々に身体を動かしやすくなるなど、実感できてくるのではと思います。

自分のペースで、楽しみながら行ってみましょう上差し

 

本日もお読みいただきありがとうございます