仕事が暇なのに風邪で不調・・・・
自宅軟禁状態・・・最悪です(爆)
なので・・・
ここ1ヶ月くらいシコシコと練習して来ました
タナゴ針研ぎ。
その基本的な研ぎの手順を書いてみる事にしました。
これから始められる方の参考になれば幸いかと。
内容は99%たなきちさんでご教授頂いた物であります(笑)
つ~か、やればやる程、先人達の足跡をただ辿ってるばかりで、
あれこれ悩むより、たなきちさんに行ってちょっと質問すれば
全てカンタンに解決されてしまいます(笑)

自分で使って良い針とは?
を突き詰めて行くと・・・
現時点では、とにかく
「小さく・細く・高精度」
であることに尽きると思ってます。
針を一定程度の仕上がりに出来ないと、
バラシが多くて掛ける技術だけではどうにもならず、
結果、上級者の方に遠く及ばないのがタナゴ釣り・・・と感じています。
もちろん、細かな形状で多少の釣れる釣れないのキモ的部分を感じる事もありますが
まぁ、そこは各自の楽しみの範疇と言う事で(笑)
とにかく、針先を小さく細くする事だけでも
確実に釣果は上がります!

Shinさんのブログには写真で紹介されていますので合わせてご参照くださいね!(^-^)/
タナゴ釣りの針研ぎ

さて、これワタクシの普段行ってる作業手順です。
人によって好みで作業順番が前後しますので、あらかじめご了承ください。
あくまでの基本手順、絶対これでしか出来な訳ではありません。(と言い訳しておきます:笑)
これに皆様各自のスパイスを振り掛けてお楽しみください(笑)

まず、
道具。
これ、すべて(ブラシを除く)
たなきちさんで揃えたもの。
この道具が基準での作業となります。


写真上から・・・
1)バイス
これ、必須となります。
フライのバイスでも出来ますが、ワタクシは手に持って自由に作業出来る
コレが使いやすく感じます。

2)平ヤスリ(#1000)
削り全体の90%位をこのヤスリで行います。
現状たなきちさんでは#1000番を販売してますが、まずはコレが基本です。
#2000番の追加発売を期待してます(^-^)/

3)R研ぎ(#2000)
針先仕上げの為に無くてはならない!
こちらも必須アイテム。

4)カエシ研ぎ(#2000)
カエシの裏側を削るにはコレしかありません。他では代用不可。
とは言う物の、カエシ裏を触らなくても針は作れますので、
突き詰める方はどうぞって感じかな(笑)
#2000がお勧め!

5)ブラシ
削りカスが砂鉄の様になって針にこびり付きますので、
作業途中にこれでやさしく払います。
これは家内の化粧用のお古(笑)
100均で売ってるコスメ用で代用可です。



6)顕微鏡
これは倍率20倍。とても使いやすいですよ~♫
8~10倍でもOK! 人によっては20倍は見え過ぎ!との声も(笑)
所謂ルーペでももちろんOKですが、両眼20倍で
確認しながら作業出来るアドバンテージは計り知れません!
本気でタナゴ釣りを極めたいのであれば遅かれ早かれ・・・
ワタクシ的には良い竿を求めるよりも、まず顕微鏡!とさえ思います。
たなきちさんにて「針研ぎセット」でも購入可能。


6)紙ヤスリ類
仕上げの磨き上げ時に#2000クラス以上を使用します。
直には無くてもOK!
必要に応じて揃えて行きましょう!




研ぎ作業






青の部分が仕上がりのイメージです。
こんな感じで針の外側から削って行きます。
基本、「針先以外は内側は触りません」
針先の高さは2/3~1/2くらいとなり口の小さい魚でも吸い込みやすくなります。
また、針の重さも幾分軽くなるはずで、吸い込みに影響すると考えられます。





両側から平ヤスリで
針の先端に向けて徐々に薄くなる様に削ります。
先端で概ね1/2~2/3くらいの厚さでしょうか。
チモト側が極端に薄くなったり、段差が付くと折れる原因になります。
また、ヤリ過ぎると、この後の作業で
くにゃ~って変形したり折れたりしちゃいますよ~(^-^)/


針先を落として仕上がりのサイズを決めます。
後で針先を仕上げる時に削り込みますので
若干長めにしておいた方が吉(^-^)/





針先に向けてスムーズなRで細くなって行く様に
全体の形状を整えて行きます。
凹凸が多いと、そこに力が集中して折れる原因となります。
自分もよくやる失敗なのですが、
カエシの付け根の所を削りすぎると、
次ぎの針先仕上げの際に強度不足で
「ポロッ!」っと折れて悲しい思いしますので要注意( ´艸`)





いよいよここからが佳境!
針研ぎの一番楽しい部分ですね(^-^)/
主に「R研ぎ」を使って作業します。
左右から断面が3角形になる様に研いで行きます。
自分では尖ってると思ってる針先も、
ルーペで良~く見ると、ノミの刃の様になってる事がよくありますので、
細かく確認しながら作業しましょう。(^-^)/
針先が尖ってるのは当然ですが、カエシの先も尖っているべきですよね!
薄~い金属板にダイヤモンドを定着させた「カエシ研ぎ」があると
この作業がやり易くなります。
ただ、R研ぎと平ヤスリだけでも概ねの作業は可能で、
ワタクシの様に不器用を自認してる方(笑)は
むしろ始めはカエシ研ぎを使わずに、R研ぎの使い方に集中した方が
良い仕上がりに出来る様に感じます。
無論、慣れて来たらカエシ研ぎで仕上げた方が簡単キレイになりますよ!
Step.3と同様に
カエシの付け根が細くなりすぎない!
様に注意しましょう!

やってるとついつい削り過ぎて針をダメにしてしまう事がとても多いです!
やり過ぎに注意して程々の所で止めておくのが一番のコツかもしれません(^-^)/



削りっぱなしの角の部分を平ヤスリで落として丸みを付けます。
この作業、やらなくてもほぼ釣果には影響しませんが、
仲間内で見せっこするには大切な部分です(笑)
最期に#2000クラスの研磨フィルムで研くと
ピ~カピカになって、
お~オレって上手じゃん!
と、悦に浸る事が出来ます(笑)




じゃ~ん!
完成!(=⌒▽⌒=)
自分なりの針先の形状を複数用意して
釣り場で付け替えたりすると、針によっての違いが実感出来て楽しいですよ~(^-^)/


以上、怪しい箇所もあるかもですが
詳しい方、補足指導頂ければありがたいです。(^-^)/
初心者の為の針研ぎ講座でした!