幸せを手に入れた大人女子が手放したもの

こんにちは。

PTSD・アダルトチルドレン・機能不全家族問題専門の

鹿児島の心理臨床家“がんちゃん先生”こと岩元應和（マサカズ）です。

ココロ笑顔になる様な「幸せのギフト」を手に入れるために

あなたのココロの中のワードローブから何か一つ手放すとしたら

たとえば、どんな人間関係や考え方、キモチとサヨナラできますか？

いつの間にか2月を迎えた。

九州は南とはいえ、我が鹿児島市もそこそこ寒い。

昨日は今月初となるスクールカウンセリングDay。

朝早くから夕方まで 10代のココロに耳を傾けた。

ある女子生徒は僕とのカウンセリングを待ち遠しく感じていた様子。

先月からのココロ模様をいっぱい言葉に、そしてキモチを表現してくれた。

『学校を辞めずに…こうやって生きているのは先生のおかげ…』

ある時、彼女は文章でその時のキモチを表現していた。

スクールカウンセラーである僕が学校を訪れ

そして生徒である彼女が学校に在籍する間の関係性。

それでも、ある時間、彼女を含めた誰かに必要とされること。

スクールカウンセラー冥利に尽きる。

さて…話は変わるが、先日

僕が講師を務める心理カウンセラー養成スクールの

かつての修了生（大人女子）から一枚のハガキが届いた。

それは「転居のご挨拶」。。

そして…次のように記されていた。

『昨年結婚し、下記住所へ引っ越しました』

その瞬間、

僕は彼女と初めて出会った時のことを思い出した。

彼女との初めての出会いは僕の開業先の心理相談室。。

当時、彼女は僕が講師を務める

心理カウンセラー養成コースへの受講を迷っていたようだ。

一度、僕に直接会ってスクールの話をききたいと、相談室を訪れた。

その時の彼女はスクールの話をきく…というより

自身について一生懸命に物語っていた…という印象。

当時の彼女は教育機関に従事しており

仕事柄、思春期の女子生徒らと向き合う機会が多いが

時に彼女たちへの助言に行き詰まることがある…という。

こうした理由を踏まえて、僕のスクールで

心理カウンセラーとして考え方やスキルを学びたいという。

1時間半ほど…僕は彼女の話しに耳を傾けていた。

そして、彼女は僕にこう尋ねた。

『私は生徒たちの心理カウンセラーになれますか？』

僕は失礼を承知で、正直にこう伝えた。

『失礼ながら…今のヨシオカさん（仮名）ではなれないと思います』

『だってこの1時間以上、僕の目を一度も見てくれてないじゃないですか』

『もし僕が生徒だったら、そんな大人に自分の胸の内を話したいとは思いません』

『そんなご自身のココロの癖を手放すキモチがあるなら、いつかは心理カウンセラーになれるかも…』

『それでも今日のヨシオカさんには…心が傷ついた生徒は二度は来ないと思います…』

それから間もなくして、

彼女は僕のスクールの受講生になった。

彼女のこと、素晴らしいなって感じたのは

スクールの初日の朝から、僕の目を見て話そうと意識していたこと。

その時、僕は『彼女は本気で自分を変えようと僕のスクールに入学したんだ』と、

同時に、『彼女ならきっと変われる』、そんな風に感じさせられた。

ココロ笑顔になる様な「幸せのギフト」を手に入れるために

あなたのココロの中のワードローブから何か一つ手放すとしたら

たとえば、どんな人間関係や考え方、キモチとサヨナラできますか？

大人女子の彼女はスクールの中で、

勇気を出して、僕の心理カウンセリングを何度か受けた。。

当時、彼女にはご両親ときょうだいが存在した。

彼女は第一子で、両親のこと、きょうだいのことも精神的にサポートしていた。

子どもの頃から「お姉ちゃん」として

家族の中のケアテイカー（養育者）的役割に身を置かされていた。

そして…その役割に徹するために、

これまで自分のプライベートを充実させようと行動したことはほとんどなかった。

自分の幸せよりも、家族のそれをサポートすること、それがこれまでの彼女の人生だった。

彼女は僕のスクールに 1ヵ月に一度、

学びに訪れるたびにあきらかなる変化を遂げていた。

「目を見て話す」ことはもちろんのこと、

服装が明るくなり、髪型がさわやかになり、表情が柔らかくキレイになっていた。

そして…最後の講義の日に

彼女は僕を含めた同期の皆の前でこう宣言した。

『これから私は家族のためでなく、自分の幸せのために生きます！』

スクールを修了後、

彼女は未来のパートナーと出逢い、結婚し…幸せの園へと転居した。。

彼女が幸せのギフトを手に入れ、彼女の家族もココロ笑顔になっている模様。

彼女からの「転居のご挨拶」のハガキの最後に

ココロ笑顔になるような手書きのメッセージが綴られていた。。

『“変わる”というキモチが自分をここに連れてきたように思います』

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