そう、就活である。

終活ではない。まだ死ぬわけにはいかない。俺には愛する妻と思春期ピチピチ高2娘と厨二病全盛中2息子という家族がいる。少なくとも子供が自立するまでは、親として生活費を稼ぐ責任がある。会社の後片付けはまだ終わっていないが、同時進行でこちらもさっさと始めなければならない。

 

しかしこちとらオバフィフ。しかも40年以上自動車鈑金以外の仕事をまるで経験してこなかったジジイである。普通に考えればスムーズに再就職が叶うとは思えない。

救いがあるとしたら、この失業が「会社都合」であるという点だった。もし親父や俺が社長だったら倒産に伴い借金やら何やら全てを自分が背負うことになるが、幸いにも会社は既に「他人のもの」であるからその責任は無いし、俺たちはあくまで「解雇された従業員」―――つまり、失業保険を受け取ることが出来るのだ。

 

失業中に国から貰えるこのありがたい”手当”は、

前職での被保険期間や給与額、年齢などによって金額と支給期間が決められる。受給条件が満たされれば、4週毎に設定された「認定日」に職業安定所ハローワークへ出向き、失業状態にあることを証明・申請することで日数分の支給を受けることが出来る。この4週間の期間中は真面目に指定回数以上の「就職活動」が義務付けられ、報酬の有無に関わらず何かしらの”仕事”をした場合は逐一報告しなければならない。当然虚偽が発覚すれば受給資格の剥奪のみならず厳しい罰金も課せられる。

また受給期間中に再就職が叶えば、残された日数(2/3または1/3以上)に応じて「再就職手当」なるものが申請できるという。早く再就職すればするほど多く貰えるのだ。これは是非狙っていきたい。

 

しばらくの間は収入減が見込まれる我が家の家計を鑑み、ヨメが殊勝にも地元スーパーの開店前「品出し」のバイトを始めた。苦労をかけて本当に申し訳なく思う。

一刻も早く新しい仕事を見つけ、家族を安心させたい。

 

 

 

 

というワケで。

新しい就職先を求め、TAC動きます。

 

まずは履歴書作成から。

 

 

 

 (続く)