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いろいろ感想文

読んだ本、観た映画について勝手気ままに綴ってみます。

あぁ。読み終わってしまった。


残り数ページになったあたりで

いつも以上にゆっくり読んだりして

名残惜しんだ。


今週、疲れた頭を、朝の緊張を

ほんの数分で解きほぐしてくれたのが

この本。


佐野洋子 『あれも嫌い これも好き』

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この本を買ったきっかけは

美容院で読んだ雑誌に

佐野さんが特集されていたから。

かの有名な絵本

『100万回生きたねこ』の作者だと知り

しかもとてもユーモアのある文章を書く人だと紹介されていたので、

頭の片隅に佐野さんの名前が残っていた。


しばらくして、ふらっと本屋に立ち寄った時に

それを思い出し、

なんとなくこの本を手に取った。


いや~おもしろい。

気持ちよく毒舌で、

「いい恰好をしたい」という人間の欲を

微塵も感じさせない。

正直で、ストレート。

笑ってしまうほど痛快にけなす(笑)。

だからこそ、佐野さんが感動したものはこちらにも同じように伝わり、

佐野さんが好感をもったものにはこちらもワクワクさせられる。

それでいて、絶対に佐野さんにしか書けない

うっとりするような素敵な言葉の紡ぎ方で

文章が締めくくられていたりする。


今まで、私の中で

「この気持ちをこんなふうに言えばいいのか!」と

その例え方や言葉選びに感心するのは糸井重里さんだったけど、

佐野さんの表現は、目の前にフワーッと浮かんでいるイメージを

輪郭くっきりと鮮やかにスケッチしてくれたような感じで

これまたスッキリする。



タイトルのセンスも大好き。

この本は短編集でして

「勝手にしぶとい」

「結構でございます」

「食べてください 残してください」

「モンローは二度死んだ」

「隣に住みたい」

「エンドレスのバッハのように」

など、それぞれのタイトルの

アッサリさも素敵です。


あとがきにもタイトルがあって

これまた佐野さんらしくて笑える。

ぜひ最後まで読んでいただきたいです。


「うわー!わかるわかる!」という気持ちが

何度となく起こった本だったので

この本で紹介されていた

森茉莉や河合隼雄や深沢七郎の本を

今度は読んでみたいと思います。


でもまず、佐野さんの本をもっと読みたい!


私も佐野さんと同じく

女流作家の本は苦手だったので

著者が女性の本は避けがちだったけど…

佐野洋子という著者に出会い

なんか、救われた気持ちです。


この本はいい出合いだった!