～聴く耳のブレイカーがとんでしまった社長～　著書「聴く力の強化書」原文より抜粋

話を聴こうと思ったのに途中で耐えられなくなって口を開いてしまったという経験はありますか？

ある社長さんから聞いた話です。

その会社には11人の役員がいました。

いつも役員会議で社長はしゃべってばかりである自分を少し反省していました。

そこである日の役員会議では先に全員の話をきいてから自分の意見を言うことに決めました。

１人目、２人目、３人目、４人目・・・ここまでは順調です。

５人目まで気た時、自分の思っているのとは反対の意見を持つ人の話が耳に入ったとたんに「ちょっとまって」と一言だけ注意しよいうと思い口を開きました。

・・・

ふと気がつくとそれから６０分ずっと一人で喋りまくっていたそうです。

それで自分にガッカリして講座に来たなんて言う人もいます。

聴く耳のブレイカーがとんでしまったのです。

聴く耳のブレイカーがとぶと周りの人も迷惑でしょう。

それが目上の立場の人ならなおさらで、部下は黙って聴くしかありません。

でもブレイカーがとんでしまった本人も実は落ち込んでいたりするのです。

傾聴の訓練をすると１００％とはいいませんがブレイカーがとびにくくなります。

※原文からの抜粋なので、書籍とは内容が異なります。

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