DBのReplica移動のLogicがV11.0.1 FP2で変更?!
V11.0.1 FP2でDBのReplica移動をする際にLogicが変更されているようです。
どのVersionから変更されたのかは把握できていませんがV9.0.1 FP10と動作が異なることが確認できています。
DBのReplica移動の場合、別のServerに移動する場合と、同一Server内でFolderを変更する場合がありますが、動作が変わったのは後者となります。
V9.0.1 FP10の場合は、Compact -cを発行した場合と同じ動作で、TMPファイルが生成され、このファイルにDBのCopyが行われ、完了後にTMPファイルがRenameされて元のDBが削除されるという動きをします。
この動きは、AdminPの処理ログやExplorerで移動先のFolderを見ていれば確認できます。
ところが、V11.0.1 FP2では、別のCluster ServerにReplica作成する場合と同じ動作をします。
つまり、
1) 相手先Server(この場合、自身のServerですが)のReplica作成権限の確認
2) Replica Stubの作成
3) Replicatorで高速Replicaの開始
4) Replica完了のMonitoringを行い完了を確認
5) 移動元DBの削除
という動作となります。
上記4)が完了するまで、新しいFolderのDBはDBの初期化が行われていない状態で、DBにAccessすることはできません。
処理の統一化が行われたのかも知れませんが、この動作の変更での違いは、移動元DBのReplica設定で「一時的Replica禁止」の設定が行われていた場合となります。
V9.0.1 FP10はCompact -cと同じ動きなので全く問題なく動作しますが、V11.0.1 FP2では、上記3)の段階でReplicaが開始されますが、Replicaが行えず、AdminPのProcessが上記4)の段階で止まったままとなります。
Explorerで移動先のFolderを見ていれば、初期状態のファイル容量のまま、増加して行かないことが確認できます。
動作の違いはマニュアルなどに記載は見つかっていませんが、ご注意ください。