NotesのCalendar/Taskは何故使われないのか?
以前からなので、今更と言う感じですが、多くのUserは余りにもNotesのCalendar/Taskの機能を知らなさ過ぎる。
見た目だけで、使いこなしてみることもなく、他社の製品を採用する。
他社の製品を採用すると、Mailとの連動(MailからCopy IntoでSchedule登録など)が出来なかったり、予定時間前にPopupでAlertが表示できなかったり、会議の代理出席依頼ができなかったり、外部へのiCalでの会議招集が出来なかったりと、できないことだらけだ。
そういうUserの声を聞いていると、部門のメンバーのSchedule一覧が見にくいとか、Schedule一覧の時間帯をなぞってSchedule登録したいとか、本当に些細なことを重要視している。
一度、徹底的にNotesのCalendar/Taskの機能を使いこなしてみることを私は推奨したい。
多くの企業の中では、使い方の研修が不十分で、使い方を知らないUserが大半を占めていると思えてならないのだ。
部門Scheduleの表示だけの問題であれば、On Time Group Calendarを採用すれば良い。
NotesのCalendar機能を活用しながら、日本人好みの表示の問題が解決できる。
Chatにしても同じだ。
SametimeだとNotesと連動しているので、MailからChatを開始したりできるが、Skypeなどを使うと全く出来ない。
要するに、考え方の違いだと思う。
如何に、業務を効率的に進めるか?という観点で考えた場合、NotesのCalendarやSametimeのChatは非常に効率的なのだ。
そろそろ、日本の労働者の仕事の進め方の改革をしないと、仕事には本質的でない、会議の時間調整などに無駄な時間を費やすのみとなり、生産的な仕事が出来ない。
更に、それらの調整をMailで行うことにより、更に生産性を妨げる。
業務システムについても、同じことが言える。
SAPを導入して、自社に合わないと、Customizeしまくる。
結果、膨大な費用を投入し、SAP Version Up時に、更に膨大なCostが掛かる。
これが原因でSAPを辞めてしまった企業もある。
日本人は、独自の考え方をシステムに反映するのが好きなようだが、パッケージを採用する際は、徹底的にパッケージに合わせて利用し、Customizeは最低限にすべきではないだろうか?
今やっている業務のやり方が正だと考えずに、パッケージに合わせることで、合理的な仕事のやり方に改革できることもあるのではないだろうか?
「働き方改革」にしても、年休を強制したり、残業を制限したりということではなく、本質的に仕事の生産性を高めるために何をすれば良いかを企業に考えさせることが重要なのだ。
生産性が上がれば、企業の収益は今以上になり、賃金も上昇し、残業で賃金を稼ぐ労働者も少なくなるのだ。
世の中、業務の本質的な改革を考えないで、現状維持したままITを活用しているように思えてならない。
これでは、ITを活用する意味も効果も半減だ。
令和を迎え、新しい日本の働き方を模索する時代になって欲しいと思う。