Server_Restricted
かなり古い話題ですが、皆さんご存知のように、移行の際には、UserからのAccessを制限する為に、Server_RestrictedというNotes.iniを使って、UserのAccessを制限します。
Server_Restricted=1を設定すると、新規のUser Sessionは禁止されます。
この場合、Serverを再起動するとこのNotes.iniは無効になり、UserはAccess出来るようになりますので、一時的な処置です。
例えば、Serverに変更を加えたい場合に、UserのAccessを禁止したい場合に、
set config Server_Restricted=1
drop all
のように利用すると、UserのSessionを切断して、2度とUser Sessionを張らせないように制御できます。
Server_Restricted=2の場合も同じですが、ServerをRestartをしても効果は持続しますので、移行作業の際にUserからのSessionを禁止したい場合に利用されて来ました。
所が、このパラメーターでは、Replica Sessionが禁止できません。
勿論、Server管理者は自由にAccessすることが可能です。
後者は仕方ないにしても、前者は問題になります。
システム変更作業中にDBが更新されてしまうと、Fall Backに影響するからです。
そこで、Domino 8.5.2FP3以降では、Server_Restricted=3やServer_Restricted=4というパラメーターが追加されています。
Server_Restricted=3に設定すると、UserからのReplica Sessionも禁止されます。
Server_Restricted=4の場合は、Serverを再起動してもその効果は持続するという訳です。
完全に、他のServerやUserからのSessionを禁止したい場合には、
set config Server_Restricted=4
drop all
を発行してから、作業を始めると、Sessionが禁止され、単独テストが出来るようになるのです。
詳しくは、IBM Technote に記載がありますので、参照してください。