路上の雪も溶け、出張の季節がやってきました。この冬はいろいろとありまして、今までのような長期&遠方への出張は少なくなることが予想されます。真実は現場にしか無いんですけどね。
この春最初の出張先は、帯広と並んで美味いものが揃う町(パパの感想です)乙部町。アスパラガスとサクラマスの出荷が始まっています。
そんなわけで、今回お邪魔したのはこちら。
乙部漁港から徒歩2分。地元漁業者が古民家を改装し、昨夏オープンさせた津花食堂(つばなしょくどう)さんです。
昼のみの営業で、旬の焼き魚定食と海鮮丼、特製ザンギ定食がメイン。サイドメニューに地元の魚を使った一品が用意されています。
閉店間際の訪問でしたが、快く対応していただけました。獲れたてのサクラマスがあるということで、早速注文。
分厚いハラス焼き
マスフライ
味噌汁はマスのあら汁と、まさにサクラマスのフルコース。オッサンでも結構なボリュームがあります。
乙部町と隣の江差町はサクラマスの船上活け締めを手がけていまして、今回いただいた魚も漁獲直後に血抜き処理されたものです。身色が綺麗で魚臭の無いのが大きな特徴で、江差産に関しては日本の中華料理界に名を馳せる一流シェフがその品質に惚れ込み、一定の基準をクリアした極上品を超高級ホテル内の自店で使用しているほどの代物です。
↑訪問翌日に揚がった3.5kgの大物(上)です。
サイドメニューにタラコ(300円)を注文。
(先に一切れ食べちゃいました)
乙部町は冬場にはえ縄でスケトウダラを獲る「釣りスケトウダラ漁」が日本で唯一残っている町でして、このタラコはその腹からこしらえた地場産です。釣りスケトウダラ漁は、漁獲効率が恐ろしく悪い一方で魚体に傷がつかず、良質の魚を揚げられる漁法です。
かつて存在したブランドタラコ「紅乙女」は釣りスケトウダラのみを使用した上級品で、津花食堂さんのタラコはこの流れをくむ製法で漬けているようです。地元では紅乙女復活に向け、一部の漁業者が技術習得に励んでいます。
全道的な水揚げがまだ少ないせいで、平時のサクラマスに比べると値段は高めでしたが(浜値を考えると妥当です)オジサン的には質も量も満足です。今年は4月中旬の時点でサクラマスは不漁傾向となっています。漁がまとまると一気に店頭価格が下がる魚なので、(北海道の)桜の時期のサクラマス、見かけたらご賞味を。





