「デッドコースター」という映画をご覧になったことがあるでしょうか。

死の運命からは決して逃れられないというホラー・サスペンス映画です。

(私は3回観ましたが心臓の弱い方は見ないでください)

そもそも運命は変えられるのか、それとも未来は全て決まっているのか?

誰もが一度は考えたことがあると思います。

 

昔こんなことがありました。

私のホロスコープで身の危険を感じる日がありました。

火星や天王星でグランドクロスが形成されようとしていたのです。

そのホロスコープから連想されるのは事故、けが、骨折、手術といった痛いイメージでした。

 

「やばそうだな」

「車の運転も、外出もやめよう」

 

私はピークの3日間は家に閉じこもることにしました。

食糧やお菓子、DVDも準備して部屋の中はまるで核シェルターのような安心感でした。

階段は踏み外さないように、風呂では足を滑らせないように慎重に過ごしました。

そして三日目の夜、火星がピンポイントを少し過ぎました。

やった、何も起こらなかった。

起こるはずがありません、家から一歩も出ないのだから。

私は占星術を活かすことができて得した気分でいっぱいでした。

 

その時でした。

「痛たた・・」(まじか?)

奥歯が痛み始めます。(このタイミング?)

痛みは激痛に変わりバファリンも効きません。

私は救急車を呼びたくなるような痛みに一晩中苦しんだのでした。

 

さて、このコントのような話、私は家に閉じこもったことで大きなケガを回避できたのでしょうか?

それとも初めから運命は虫歯の痛みだったのでしょうか。

 

人生は選択の連続です。

パラレルワールドという考え方もありますが、

私は選択の結果に起きた「歯の痛み」が運命だと考えます。

私たちの未来は細部に至るまで決まっている。

「運命」とは、その誕生日に生まれた人に神様が創った脚本だと思うのです。

 

だから、人生に起こる出来事はどんなことも最善なのです。

(なるようになります)

 

        おしまい

 

かぴのホロスコープ研究所