自分にはどんな個性があってどんな仕事が適しているのか。

金運はどうなのか。

結婚はできるのか。子供には恵まれるのか。

自分はどんな成功を目指していくべきなのか。

 

相談事といえばこんなところでしょうか。

ところが、人生も後半にさしかかると心配事も変わってきます。

子供も育ち、孫もでき、気が付けば職場でもりっぱな高齢者。

しだいに体のあちこちが痛くなり気になるのは老後の生活です。

未来の夢に溢れている高齢者がいたら尊敬ものです。

 

最近、五木寛之さんの「孤独のすすめ」という本を手に取りました。

私が孤独というわけではありませんが「人生後半の生き方」というサブタイトルがいい。

人生を登山に例えるなら、50歳頃からの下山の仕方が大切だと言う内容です。

 

さて、老いを迎えた私たちは何のために生きるのでしょうか。

答えは簡単です。

「死にたくない」からです。

死にたいと思っても自分ではなかなか死ねません。

 

彼の老子は死生観についてこう説いています。

「死は誰にでも訪れるものなので恐れるものではありません。」

そうは言っても、死ぬのは怖いです。

「いつ、誰に死が訪れても不思議ではないのですから今を楽しんで生きましょう。」

そうは言っても、怖いものは怖いです。

 

つまり、老子曰く「死があるからこそ今が楽しい」そこに気づくと全てに感謝して生きられるというのです。

たしかに、悩みがある時は自分が死ぬという恐怖を忘れてしまっている気がします。

 

ところで、自分の寿命を知りたいと思いますか?

当たる占い師がいれば聞いてみたい気もするでしょうが、もし本当に当たる占いだと怖くて聞けません。

仮に聞いてみたところで、まともに答えてくれる占い師は少ないと思いますが。

 

では自分で寿命を調べましょう。

寿命判断に生と死を司る冥王星という惑星は欠かせません。

ホロスコープを見ると、どんな人間でも40歳前後でN冥王星とT冥王星がスクエアになり、80代半ばを過ぎれば向かい合うことになります。

いつ死んでも不思議のない状態ですね。

ただし40歳前後の時はまだ体力と気力があるのでほとんどの人が持ちこたえます。

冥王星の角度がセットされたら、あとはT凶星がN惑星に対してハードアスペクトを形成するのを待つだけです。

 

ちなみに先日亡くなられた星野仙一さんは70歳という若さでしたが、N月とN火星がT天王星とスクエアを形成。

また、N天王星とT冥王星が正確なインコンジャンクトを形成していました。

3年ほど前から闘病生活を強いられていたのだろうと想像できます。

 

こんな風に死んだ後でつじつま合わせの様な話はいくらでもできますが、生きている時の寿命判断となると経験が必要です。

生まれ持った(出生図)生命力も大きく影響します。

どうしても寿命が気になるという方は、N惑星に対してTのトランスサタニアン惑星のハードアスペクトや凶星によるハードアスペクトの数を数えてみましょう。

単純な見方ですが、その数が多いほどしんどい状態になります。

 

 

私の寿命は早ければあと11年。

星野仙一さんより少し短いですが、裏を返せば11年は死なないということです。

自分の寿命を知っておけば人生の下山計画を立てられると考えていますが、さすがにその時の恐怖は半端ないだろうと思っています。

 

それにしても「寿命占い」

怖くて流行らないだろうな~。