【 2011年03月28日10:34 更新】
お世話になっております。更新が追い付かず申し訳御座いません。これは3月22日補足分、23日分併せてのご報告になります。既に数日が経過しており、情報の鮮度は落ちておりますのでご注意下さい。
また、更新日現在危急の事態に奔走しておりますためどうしても内容に粗があります。足を運んで下さっている皆様には本当に申し訳御座いません。前日記にも記載しましたが、現在更新が極端に困難になっている状態です。これ以降の日記も同様に、やはり当日更新は不可能な状況にあります。
ですが、可能な限り迅速に、鮮度の高い情報をお届け出来るよう引き続き努力しておりますので、どうか宜しくお願いします。
***************
【22日】
昨日とは明らかに様子が変わってきています。目に見える変化が、追い付くのが困難な程あちこちで起こっています。
午前中に、私の家庭でも初めて水が出始めました。周辺のお宅からも、水が出たとの嬉しいお知らせが届きました。東奔西走の日々の中、水を汲みに行かずに済むだけでもかなりの時間と労力が軽減されます。ましてや付近にお住まいのご高齢の方々は水汲みにも行けない方が殆どでしたので、喜びはどれほどだったでしょうか。本当に有り難いです。
水が出れば、手が洗えます。歯磨きも出来ます。うがいも出来ます。燃料さえあれば、ガスが不通でも入浴が出来ます。衛生面でのリスクが大幅に軽減されます。病院に行くことが困難な状況下にあって、これは健康管理の面から考えても非常に非常に有り難いです。
水道局の方が全力で復旧して下さった水道です。大事に、大事に使わせていただきます。
燃えるゴミの収集も、被災後初めて行われました。ただし以前は1週間に2度だった回収が1度になっておりますが、それでも多量のゴミを自宅で保管しなければならない不衛生な状態から脱することが出来たのは嬉しい限りです。
懇意にさせていただいているご近所の美容室も、当面はシャンプーのみですが営業を再開しました。あまり清潔な話でなく恐縮ですが、一週間以上埃まみれだった髪をようやく洗うことが出来ました。
美容室にはプロパンガスが設置されており久々に掛け流しのお湯で洗うことが出来たのですが、汲み置きの水しか使えない生活が始まって以来のそれは、蛇口を捻ればお湯が出ることがどんなに贅沢で恵まれた環境だったのかを思い知らせてくれる貴重なお湯でした。
HPには4月以降の復旧予定と載っていたガスも、22日中に復旧しました。ガス職員の方が一軒一軒戸別訪問をし、ガスを通して大丈夫かどうかを点検確認してから復旧して下さいました。
ガス洩れがあると大変危険なので戸別訪問になってしまい、どうしても時間がかかってしまっているそうです。ガスを復旧するための部品等は届き始めているが、やはり人手が足りないとのことでした。
市内のガス復旧率が未だ2割未満の中でこの地区が早期に回復したのには驚きましたが、とにかくにもこれで材料さえあれば僅かですが我が家で炊き出しが出来ます。ご自分で調理が難しい方の元へお裾分けすることが出来ます。温かい料理は疲れた心身を癒やす何よりのものです。
被災生活をする中で改めて意識することの多さに『生きる』とはどういうことなのか考えさせられる毎日です。
物資も届き始め、まだ店舗数は少ないですが市内スーパーやコンビニも営業を再開し始めております。
私の地区は、漸く明日への光明が見えてきたように感じます。本当に、これはひとえに被災地のためにとご尽力下さった皆様のお陰です。内地で、外地で、ご協力下さった皆々様のお陰です。皆様に助けていただいたというこの感謝の気持ちは、筆舌に尽くしがたいです。ただただ、本当に本当に有り難う御座います。
しかし一方で前述(被災日記5)したような、今漸く孤立化していたのが明らかになった地区もあります。そこに住む方々はまさに今、生死の境目から脱したばかりです。
被災して10日以上経っておりますがその地区に赴いた方のお話から推察する限り、ライフラインが不通だったのは勿論、備蓄の水も食糧も底を尽き、今一番危機的状況のようです。一刻も早い救援が必要とされています。
また、市内の津波の被害を受けた地区に住む親戚の話でも、海沿いはまだ津波に流された家や車などがそのままの状態で転がっていて重機等も入る気配がなく、とても復興の段階にはないとのことでした。
既に被災地の、それもいわきという限られた地域の中だけでもこのように格差が生じています。一秒でも早く更なる人員を投入し、広大な被災地をつぶさ且つ迅速に調査し、早急な現状把握と対策を打って市民生活の立て直しをしていくことが真に急がれます。そしてこの作業は、未曽有の震災と人災の中にあるいわきに於いて、民間だけでも、行政や国の機関だけでも困難なことと思われます。
一市民としては、どうか民官とも慣例に囚われず、共に対策を講じる中で今回の大震災を機に新たな体制を作っていく心構えで動いて欲しいです。目的が同じならば、そして市民の命が掛かっているなら尚更、共に連携し情報を密に交換し、今打てる手を全て打って、一人でも多くの命を守っていただきたいと切に願います。私も一市民としてやれる限りのことはやるつもりで動いておりますが、結局は一市民です。個人で出来る範囲ではすぐに限界が見えてしまいます。
本当に、今一番大事なことは何なのか。民官共にそれを念頭に置き、心を一つにして動いていただければと思います。
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【23日】
震度5の地震を目覚まし代わりに起きた朝でした。震源が福島県浜通り(いわき市のある地域です)で震度5強以上ある地震が、結局一日中に3度ありました。
先日の大地震で感覚がすっかり麻痺してしまったのか、揺れが収まった後は「物が倒れた量も少ないし、まだ平気だね」などと家族で話しましたが、やはりあの一番始めに来る、細かくて強い縦揺れには恐怖を禁じ得ません。普段の生活も困難な中、今後も余震に怯えなければならないかと思うと気が滅入りそうになります。まだ若年者である私でさえそうなのですから、高齢者等の、普段から生活に不安を抱えている方々のストレスはどれほどでしょうか。一日でも早く、たくさんある不安のうちどれか一つからでも解消されていけばと願わずにはいられません。
朝7時過ぎのNHKで、いわきの現状を伝える報道がされました。
主に物資に関することでしたが、簡単にまとめると以下のような内容です。
何故か物資が市内に入ってこない→
店にも品物がなく、朝から行列に並んでも市民は物が買えない→
家庭の備蓄もなくなり生活が困難になっている→
急遽避難所の救援物資を一般市民にも配る、異例の事態が発生している
真偽のほどは不明ですが市内に流れている話として、物資を積んだドライバーが原発の影響を恐れ途中で引き返してしまったこともあるらしいとの声も紹介されました。
そんな中インタビューを受けた鈴木副市長は「これらは避難や屋内退避指示が出ていない地域で起こっている物不足であり、地震・津波・風評被害が重なった複合的な災害。いわきは放射能の値は国で言う安全なレベルなので、正しい情報の元に物資を入れて欲しい」と呼び掛けをしていらっしゃいました。
先日やはりNHKの報道で電話インタビューを受けていた渡辺市長はしきりに風評被害のことをアピールしていらっしゃいましたが、私がこうして皆様からのお声をいただく中で感じる限りでは、徐々に皆様からの物資は送られてきているようです。「物資送りました」「直接届けに行きます」のお声も有り難いことにいただいております。スーパーにも、買い出しに向かった母の話を聞く限りでは、相変わらず品薄状態が続いており入り始めたものも量が限られ品目も偏っておりますが、それでも、僅かながらでも物は入り始めているように感じます。
それが何故今、市に届かないのでしょう。何故市民に行き渡らないのでしょう。一体どこで止まっているのでしょう。
仮に風評被害がなかったとして、現実的に一番可能性があるのはガソリン等の燃料不足で物資を届けられないという状態です。
私の近所のガソリンスタンドも、営業している日はまだ暗い早朝の内から終わりが見えないほどの長蛇の列で、市内がどれほどガソリンを必要としているのかが一目瞭然です。現に本日も我が家の前の道は車で大渋滞しております。
ガソリンが無ければ、仮に物資を付近まで運んできて下さったとしても限られた場所までしか届けることが出来ません。こちらから取りに行くにしても、元々ガソリンが無いので行くことが出来ません。勿論市民もガソリンが無ければどこへも行けませんので、買い物はおろか何か緊急事態が発生しても身動きがとれません。
人手と、ガソリン。最低限これさえあれば、全て今より早いスピードで回復することが出来ると私は考えております。
人手と車があれば、市内の比較的安定してきた各所を拠点として、更に各地へ迅速に救援の手を差し伸べることが出来ます。ライフラインが回復し市内の復旧率が上がれば避難していた方々も戻って来れますし、外地からももっと人を迎え入れられます。そうすれば更に更に広範囲にまで、迅速できめ細かい対応をすることが可能になります。
繰り返し申し上げます。今市に必要なものは、人手とガソリンだと考えます。そして、早く正確で密な情報の交換及び共有です。ネットワークと収集能力と、既存の考えを捨てて一致団結する体制です。人と人との繋がりです。それらが整うのが一秒でも早ければ早いほど、救える命が、心があります。
いわきは頑張っています。しかし、前代未聞の事態で内地だけではどうしようもなくなっています。どうか、今少しご助力をお願い致します。事態が長期化しており依然として先の見えない状態ではありますが、どうか、市民が自らの力だけで動けるようになるまで、どうか、お力添えをお願い致します。既に被災地各地のためにご尽力いただいている方が殆どの中、再三のお願いで本当に心苦しい限りではありますが、どうか、叶いますならば、今暫くの間だけ、ご協力を宜しくお願い申し上げます。
昨日お話ししました海岸沿いに住む親戚から、今日また連絡がありました。向こうもこちらと似たような状況にあるようで、やはりご自宅が無事な場所でも高齢者や病人が物資を取りに行けずにいるそうです。周りに頼もうにも人が居なかったり、頼むこと自体も遠慮して我慢してしまう方が多いようだとのことでした。
また、ご近所の年配の奥様とお話もしました。とても小柄でいつも笑顔の素敵な奥様なのですが、被災してからずっと、最近は特に全身が痛みっ放しだとのことでした。元々病院で痛み止めを処方してもらっていたらしいのですが、以前は一度飲めば数日の間は平気だったのが、最近は1日も保たないそうです。普段の笑顔を少し寂しそうにして「死なないと治らないかな」などと軽口を叩く様子で仰っていましたが、被災生活10日以上の負荷は、高齢の方々には相当大きくのしかかっているように見受けられました。
しかしそれでも、私が知っている年上の方々は誰一人として「いわきを離れる」とは仰いません。
むしろ、日々事態が改善されていくのを願い、小さな変化に喜び、一日一日をしっかり地に足をつけ生き抜こうとしていらっしゃいます。その忍耐強く前向きな姿に、逆に私が勇気をいただいております。
せめて、私の手の届く範囲の皆様だけでも一日も早く安心して笑える日が来るよう、今私に出来ることを全力でやりたいと思います。
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●都市ガス復旧状況
以下、常磐共同ガスHP(http://www.kyodougas.com/
)から一部抜粋
3月23日現在の復旧状況 19%
尚、情報はNHKラジオ・FMいわき(76.2MHz)などでも随時お知らせしております。
頑張っぺ、いわき!頑張っぺ、浜っ子!俺らは、生きてる!!
また、更新日現在危急の事態に奔走しておりますためどうしても内容に粗があります。足を運んで下さっている皆様には本当に申し訳御座いません。前日記にも記載しましたが、現在更新が極端に困難になっている状態です。これ以降の日記も同様に、やはり当日更新は不可能な状況にあります。
ですが、可能な限り迅速に、鮮度の高い情報をお届け出来るよう引き続き努力しておりますので、どうか宜しくお願いします。
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【22日】
昨日とは明らかに様子が変わってきています。目に見える変化が、追い付くのが困難な程あちこちで起こっています。
午前中に、私の家庭でも初めて水が出始めました。周辺のお宅からも、水が出たとの嬉しいお知らせが届きました。東奔西走の日々の中、水を汲みに行かずに済むだけでもかなりの時間と労力が軽減されます。ましてや付近にお住まいのご高齢の方々は水汲みにも行けない方が殆どでしたので、喜びはどれほどだったでしょうか。本当に有り難いです。
水が出れば、手が洗えます。歯磨きも出来ます。うがいも出来ます。燃料さえあれば、ガスが不通でも入浴が出来ます。衛生面でのリスクが大幅に軽減されます。病院に行くことが困難な状況下にあって、これは健康管理の面から考えても非常に非常に有り難いです。
水道局の方が全力で復旧して下さった水道です。大事に、大事に使わせていただきます。
燃えるゴミの収集も、被災後初めて行われました。ただし以前は1週間に2度だった回収が1度になっておりますが、それでも多量のゴミを自宅で保管しなければならない不衛生な状態から脱することが出来たのは嬉しい限りです。
懇意にさせていただいているご近所の美容室も、当面はシャンプーのみですが営業を再開しました。あまり清潔な話でなく恐縮ですが、一週間以上埃まみれだった髪をようやく洗うことが出来ました。
美容室にはプロパンガスが設置されており久々に掛け流しのお湯で洗うことが出来たのですが、汲み置きの水しか使えない生活が始まって以来のそれは、蛇口を捻ればお湯が出ることがどんなに贅沢で恵まれた環境だったのかを思い知らせてくれる貴重なお湯でした。
HPには4月以降の復旧予定と載っていたガスも、22日中に復旧しました。ガス職員の方が一軒一軒戸別訪問をし、ガスを通して大丈夫かどうかを点検確認してから復旧して下さいました。
ガス洩れがあると大変危険なので戸別訪問になってしまい、どうしても時間がかかってしまっているそうです。ガスを復旧するための部品等は届き始めているが、やはり人手が足りないとのことでした。
市内のガス復旧率が未だ2割未満の中でこの地区が早期に回復したのには驚きましたが、とにかくにもこれで材料さえあれば僅かですが我が家で炊き出しが出来ます。ご自分で調理が難しい方の元へお裾分けすることが出来ます。温かい料理は疲れた心身を癒やす何よりのものです。
被災生活をする中で改めて意識することの多さに『生きる』とはどういうことなのか考えさせられる毎日です。
物資も届き始め、まだ店舗数は少ないですが市内スーパーやコンビニも営業を再開し始めております。
私の地区は、漸く明日への光明が見えてきたように感じます。本当に、これはひとえに被災地のためにとご尽力下さった皆様のお陰です。内地で、外地で、ご協力下さった皆々様のお陰です。皆様に助けていただいたというこの感謝の気持ちは、筆舌に尽くしがたいです。ただただ、本当に本当に有り難う御座います。
しかし一方で前述(被災日記5)したような、今漸く孤立化していたのが明らかになった地区もあります。そこに住む方々はまさに今、生死の境目から脱したばかりです。
被災して10日以上経っておりますがその地区に赴いた方のお話から推察する限り、ライフラインが不通だったのは勿論、備蓄の水も食糧も底を尽き、今一番危機的状況のようです。一刻も早い救援が必要とされています。
また、市内の津波の被害を受けた地区に住む親戚の話でも、海沿いはまだ津波に流された家や車などがそのままの状態で転がっていて重機等も入る気配がなく、とても復興の段階にはないとのことでした。
既に被災地の、それもいわきという限られた地域の中だけでもこのように格差が生じています。一秒でも早く更なる人員を投入し、広大な被災地をつぶさ且つ迅速に調査し、早急な現状把握と対策を打って市民生活の立て直しをしていくことが真に急がれます。そしてこの作業は、未曽有の震災と人災の中にあるいわきに於いて、民間だけでも、行政や国の機関だけでも困難なことと思われます。
一市民としては、どうか民官とも慣例に囚われず、共に対策を講じる中で今回の大震災を機に新たな体制を作っていく心構えで動いて欲しいです。目的が同じならば、そして市民の命が掛かっているなら尚更、共に連携し情報を密に交換し、今打てる手を全て打って、一人でも多くの命を守っていただきたいと切に願います。私も一市民としてやれる限りのことはやるつもりで動いておりますが、結局は一市民です。個人で出来る範囲ではすぐに限界が見えてしまいます。
本当に、今一番大事なことは何なのか。民官共にそれを念頭に置き、心を一つにして動いていただければと思います。
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【23日】
震度5の地震を目覚まし代わりに起きた朝でした。震源が福島県浜通り(いわき市のある地域です)で震度5強以上ある地震が、結局一日中に3度ありました。
先日の大地震で感覚がすっかり麻痺してしまったのか、揺れが収まった後は「物が倒れた量も少ないし、まだ平気だね」などと家族で話しましたが、やはりあの一番始めに来る、細かくて強い縦揺れには恐怖を禁じ得ません。普段の生活も困難な中、今後も余震に怯えなければならないかと思うと気が滅入りそうになります。まだ若年者である私でさえそうなのですから、高齢者等の、普段から生活に不安を抱えている方々のストレスはどれほどでしょうか。一日でも早く、たくさんある不安のうちどれか一つからでも解消されていけばと願わずにはいられません。
朝7時過ぎのNHKで、いわきの現状を伝える報道がされました。
主に物資に関することでしたが、簡単にまとめると以下のような内容です。
何故か物資が市内に入ってこない→
店にも品物がなく、朝から行列に並んでも市民は物が買えない→
家庭の備蓄もなくなり生活が困難になっている→
急遽避難所の救援物資を一般市民にも配る、異例の事態が発生している
真偽のほどは不明ですが市内に流れている話として、物資を積んだドライバーが原発の影響を恐れ途中で引き返してしまったこともあるらしいとの声も紹介されました。
そんな中インタビューを受けた鈴木副市長は「これらは避難や屋内退避指示が出ていない地域で起こっている物不足であり、地震・津波・風評被害が重なった複合的な災害。いわきは放射能の値は国で言う安全なレベルなので、正しい情報の元に物資を入れて欲しい」と呼び掛けをしていらっしゃいました。
先日やはりNHKの報道で電話インタビューを受けていた渡辺市長はしきりに風評被害のことをアピールしていらっしゃいましたが、私がこうして皆様からのお声をいただく中で感じる限りでは、徐々に皆様からの物資は送られてきているようです。「物資送りました」「直接届けに行きます」のお声も有り難いことにいただいております。スーパーにも、買い出しに向かった母の話を聞く限りでは、相変わらず品薄状態が続いており入り始めたものも量が限られ品目も偏っておりますが、それでも、僅かながらでも物は入り始めているように感じます。
それが何故今、市に届かないのでしょう。何故市民に行き渡らないのでしょう。一体どこで止まっているのでしょう。
仮に風評被害がなかったとして、現実的に一番可能性があるのはガソリン等の燃料不足で物資を届けられないという状態です。
私の近所のガソリンスタンドも、営業している日はまだ暗い早朝の内から終わりが見えないほどの長蛇の列で、市内がどれほどガソリンを必要としているのかが一目瞭然です。現に本日も我が家の前の道は車で大渋滞しております。
ガソリンが無ければ、仮に物資を付近まで運んできて下さったとしても限られた場所までしか届けることが出来ません。こちらから取りに行くにしても、元々ガソリンが無いので行くことが出来ません。勿論市民もガソリンが無ければどこへも行けませんので、買い物はおろか何か緊急事態が発生しても身動きがとれません。
人手と、ガソリン。最低限これさえあれば、全て今より早いスピードで回復することが出来ると私は考えております。
人手と車があれば、市内の比較的安定してきた各所を拠点として、更に各地へ迅速に救援の手を差し伸べることが出来ます。ライフラインが回復し市内の復旧率が上がれば避難していた方々も戻って来れますし、外地からももっと人を迎え入れられます。そうすれば更に更に広範囲にまで、迅速できめ細かい対応をすることが可能になります。
繰り返し申し上げます。今市に必要なものは、人手とガソリンだと考えます。そして、早く正確で密な情報の交換及び共有です。ネットワークと収集能力と、既存の考えを捨てて一致団結する体制です。人と人との繋がりです。それらが整うのが一秒でも早ければ早いほど、救える命が、心があります。
いわきは頑張っています。しかし、前代未聞の事態で内地だけではどうしようもなくなっています。どうか、今少しご助力をお願い致します。事態が長期化しており依然として先の見えない状態ではありますが、どうか、市民が自らの力だけで動けるようになるまで、どうか、お力添えをお願い致します。既に被災地各地のためにご尽力いただいている方が殆どの中、再三のお願いで本当に心苦しい限りではありますが、どうか、叶いますならば、今暫くの間だけ、ご協力を宜しくお願い申し上げます。
昨日お話ししました海岸沿いに住む親戚から、今日また連絡がありました。向こうもこちらと似たような状況にあるようで、やはりご自宅が無事な場所でも高齢者や病人が物資を取りに行けずにいるそうです。周りに頼もうにも人が居なかったり、頼むこと自体も遠慮して我慢してしまう方が多いようだとのことでした。
また、ご近所の年配の奥様とお話もしました。とても小柄でいつも笑顔の素敵な奥様なのですが、被災してからずっと、最近は特に全身が痛みっ放しだとのことでした。元々病院で痛み止めを処方してもらっていたらしいのですが、以前は一度飲めば数日の間は平気だったのが、最近は1日も保たないそうです。普段の笑顔を少し寂しそうにして「死なないと治らないかな」などと軽口を叩く様子で仰っていましたが、被災生活10日以上の負荷は、高齢の方々には相当大きくのしかかっているように見受けられました。
しかしそれでも、私が知っている年上の方々は誰一人として「いわきを離れる」とは仰いません。
むしろ、日々事態が改善されていくのを願い、小さな変化に喜び、一日一日をしっかり地に足をつけ生き抜こうとしていらっしゃいます。その忍耐強く前向きな姿に、逆に私が勇気をいただいております。
せめて、私の手の届く範囲の皆様だけでも一日も早く安心して笑える日が来るよう、今私に出来ることを全力でやりたいと思います。
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●都市ガス復旧状況
以下、常磐共同ガスHP(http://
3月23日現在の復旧状況 19%
尚、情報はNHKラジオ・FMいわき(76.2MHz)などでも随時お知らせしております。
頑張っぺ、いわき!頑張っぺ、浜っ子!俺らは、生きてる!!