【 2011年04月02日19:42 更新】
急ぎご報告しなければならないことが多すぎ更新が間に合っておりませんが「情報は鮮度が命」の考えに則り、本日4月2日現在まで各動画サイトで取り上げられている『いわき市平競輪場の物資』の件について、私からも上げさせていただきます。
まずは現在取り沙汰されている動画についてですが、まだご存知ない方は以下をご参照下さい。今ネットに上がっている動画のうちの一つになります。
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3月30日(水)東日本大震災 いわき 物資 競輪場
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そして以下が、これらの動画に反応して上げられたいわき市HPの情報を転載したものです。
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支援物資の受け入れについて
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更新日 平成23年4月1日
このたび、インターネット動画サイトに、避難所等の方々に「全く物資が届いていない」との投稿がありました。
これは、実態を正しく報道したものではありません。
現在、本市においては、東北地方太平洋沖地震に際し、国や県等の自治体、また、多くの個人の方々から水や食料、毛布等の支援物資が多く寄せられており、避難所にいる方や要援護者などの市民の皆様のほか、周辺自治体から避難されている方々、さらには、福祉施設や病院等に支援物資を配布しているところであります。
また、支援物資につきましては、飲料水、毛布は十分な数を確保できておりますので、現時点では受け入れを中止させていただいております。
なお、以下の物資については、団体(法人、地域団体等)に限り、受け入れております。
今後も、被災者等の生活支援に、市民・職員一丸となって取組んで参りますので、御支援をよろしくお願い申し上げます。
お願いする支援物資
○ 缶詰(おかず等)
○ レトルト食品(お粥、カレー、おかず類等)
このページに関するお問い合わせ
いわき市災害対策本部 救援物資担当 電話:0246-21-1190 0246-21-1193 ファクス:0246-21-1198
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一体どこが「実態を正しく報道したものではない」のでしょうか。
動画を見れば、宮城や岩手や他の被災地のように、物資が忙しく搬出されている気配がないのは明白です。これを見るだけでも「物資が山積みになり搬出されていない=殆どの物資が届けられていない」のは明らかです。
正直に申しまして、私は初めてこの動画を見た時、泣きそうになりました。山のように積まれた物資を見て、駆けつけ奪い取り私の知る限りの皆様にお届けしたいと、切実に、切実に思いました。とても悔しく、苦しく、喉の奥が詰まりました。
私は、これらを欲しがっている方々を知っています。今何が必要かも、ほぼ毎日実際に行って見聞きし把握しています。必要なものは毎日変わりますし、それぞれ様々な事情で実際の物資入手が困難だという状況も知っております。
ですが市は、こういう方々がいてこういう状況で今こういう物資が必要だ、そちらで動ける人手がないなら代わりに届けるから市の物資を分けて欲しいと身元を明らかにして要求しても「連絡有り難う御座います。市側で届けます。ご協力有り難う御座いました」と悠長な返事しか返しません。いつ届くのか尋ねても、どう届けるのか尋ねても、具体的内容のない返事しか返ってきません。
それが、市の現在の対応です。
仮にそのまま市にお願いしたとして、これらの物資はいつ届くのでしょうか。今、この瞬間に物資が必要だと訴えている方々の元に、いつ、届くのでしょうか。明日にも物資が尽きる不安を抱えながら、それでも助けを信じて踏ん張っている方々の心を、理解しているのでしょうか。
そもそも、本当に、届けてくれるのでしょうか。
はっきり申しまして、市民としては非常に残念で悲しいことですが、信用出来ません。
因みに市が言う「物資配布」に関してですが、一言で申しますと『結果的に「配布」になっているだけ』です。
現在編集中である全体公開日記の次回分に書く予定でもおりますが、とある施設様に限って言えば、市からの物資「配布」法は以下の通りです。
1.市の長寿介護課からFAXで送られてきた表にチェックを入れ事前FAX→
2.市側が指定した指定日に、競輪場に物資を受け取りに行く→
3.受付にFAXや身分証明書等を提示→
4.職員から物資を渡されるので積んで帰る
実際に、4枚綴りでFAXされてきた書類も見せていただきました。
因みに物資を引き取りに行く際は勿論施設職員様の車で行きますので、当然ですがガソリンもかかります。平競輪場は市の中央部にありますので、例えば被害の大きかった海沿いの地区などから行く場合は、大体片道40分はかかります。
今市内は深刻なガソリン不足です。足りない物があるからと、そうそう何度も物資を取りには行けません。その上施設の人手も不足している中、物資を取りに行って時間も体力もガソリンも削られるくらいならと、結局その施設様は1度行ったきり取りに行かなくなってしまいました。それが、市の「物資配布」の実態のほんの一部です。
今市内では、本当に必要なところに、物資が行き渡っておりません。
被災したが自宅はあるので避難所には行っていない。しかし被災の影響で今までの生活が出来ない。支援が受けられていない、という要支援者の方々が多く見落とされ、現在も遅々として改善されておりません。保護されているのは、行政が目を掛けている範囲だけです。
そもそも市の行政自体が、こうした市内の実態を、情報を、全容を把握出来ておりません。行政の指揮系統は滅茶苦茶で、市内はバラバラに動いています。
私などは、もしかしたら市は既に事態の積極的収拾を諦め、結果救えなかった弱者層は見殺しにし、落ち着いた頃に「被害が大きすぎ実態を把握出来なかった。今後参考にする」などと一言で流して終わりにするつもりではないかと、そんな危機感を抱いております。
誤解のないよう申し上げますが、私は決して反社会的運動がしたいのではありません。食べて、飲んで、歌って、動いて、寝て、毎日を普通に暮らしたいただの一般市民です。
ですが、私のお世話になってきた大好きな方々を見殺しになど、辛い思いをしている同じ市民を見て見ぬ振りなど、私は嫌です。笑顔の素敵な何の咎もない方々を放置するなど、あの笑顔がもう二度と戻らないかもしれないなど、絶対に、絶対に嫌です。
だから、こうして声を上げさせていただきます。この全体公開日記は、私の声です。私が出せる限りの、いわきからの精一杯の声です。
被災地全土でも似たような状況が起こっていると思います。出過ぎたお願いなのも承知しております。
ですが、どうか、いわきの、もし叶いますなら被災地全土の、老人病人子供を助けて下さい。自分の力だけでは生きるのが難しい方々の命を守るために、ご協力下さい。今、行政から放置されている地域を助けて下さい。
被災直後から、行政の力添えがない状況下で残された力を振り絞り、同じ被災者のために全力で動いてきた内地の人々は、もう限界です。市民のためにと真にご尽力下さっている大勢の職員・職人の皆様も、既に限界を超えています。
少なくともいわきにおいては、今、外地の皆様に上辺の情報だけで「大丈夫そうだ」と判断され見捨てられてしまったら、二度と、元のように立ち上がることは出来ません。静かに、死んでいくしかありません。
お1人でも多くの方のお手を、声を、お力添えを必要としております。どうか、ご協力をお願いいたします。
同じく被災地を思い、被災地のためにとお力を貸していただける方、どうか、被災地の命と心を守るため共に動いて下さい。
特に、声無き地域、情報の上がってこない沈黙している地域こそ、一刻も早い助けを必要としております。どうか、見えているもののその先に目を向けて下さい。見えているものだけに手を差し伸べるのでは、行政と同じです。援助の手に格差が、差別が生じてはなりません。どうか、もっと広くを見て下さい。叶いますなら、どうかお一人でも多くの手で、広く、広く、被災地へのお力添えをお願いします。お願いいたします。
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いわきに関しましては、今まで私も含め窮状を訴える声は、市内各地から、多く内外へ発信され続けてきました。
実際に市内の現実を見ている被災者自身が、外地から独自に入って来て下さった方々が、より助けを必要としている被災者のために奔走してきました。多くの市民が、内地で駆けずり回りながら行政にも被災地の外にも叫びを上げ、一刻も早い救援を求め続けてきました。
しかし市は重い腰を上げようとせず、それらを黙殺してきました。「今の対応で充分だ」と「それでは不充分から来ている」と訴える市民を(そもそもその訴えに駆けつけられる市民さえ、ガソリン不足や喫緊の対応に追われ限られてしまうのですが)、現地へ確認に行くこともせず窓口で追い返してきました。
外地からのモノ・ヒトの流れも、これまで様々な場所に上げられている様々な声からもご推察いただけます通り、はっきり申しまして、実質上行政が止めてきました。
それがこうして目に見える情報として発信された途端、今回のこの素早い「外地への対応」です。4月2日現在、市内の弱者層の状況は何ら改善されていません。
むしろこのような事態になっていることさえ、市民には…特にあまりメディアに触れることのない高齢者や病人等のいわゆる要支援者には、全く伝わっておりません。
これらの方々は、ただただ、いつかこの窮状が改善されると信じ、ご近所や今までご縁のあった方々やNPO様等の手を貸り、耐えしのんでいます。長い被災生活の中で心身ともに弱りながらも、それでも周りを心配させまいと「大丈夫」と耐えてらっしゃいます。今、市は事実上、これらの人々を見捨てようとしています。市内に暮らすこれらの大多数の要支援者の元へ、市から積極的に手が差し伸べられたことは、私の見聞する限り、一度もありません。
それでも市は「今の対応で問題ない」と言うのでしょうか。
上記に貼った映像を投稿した方はご自身のブログで「(市HPで)市民の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。と言っているが、市民の皆様の協力を無視して、物資は持ち出せないのが現状。ボランティアの人も困っている。いわきのボランティアはいわき市の物資ではなく、福島県のNPO法人から物資を分けてもらい運搬している」と書いてらっしゃいます。
私も現在、全国に拠点のあるNPO様やマイミクの皆様、特に付き合いの深い友人達等の全国の皆様のお力添えをいただき、物資を調達し、高齢者を中心とした方々に物資を運搬しております。
見えない大混乱の中にあるのが、今のいわき市です。
それでも市がこの現状を「間違っている」と否定するなら、まずはその根拠を上げていただきたいです。
実際物資を行き渡らせていると主張するなら、具体的に
●どこの地区のどの施設や人に物資を配布しているのか
●どうって物資を配布しているのか
●配布先・配布物・優先順位の決定はどうやって行っているのか
●現地に届くまでにどのくらいの時間がかかっているのか
●要求を出してきた場所へその後継続的配布や支援、調査はしているのか
少なくとも上記の内容くらいは上げられるはずです。是非具体的に、示していただきたい。今物資を必要としている市民の前で、喫緊に、切実に物資を必要としていた市民の前で、果たして同じことが言えるのか、是非、伺いたい。
はっきり申しまして市には「今後も、被災者等の生活支援に、市民・職員一丸となって取組んで参ります」などと記して欲しくありません。
市民の命を取捨選択している市と、市民が「一丸となる」など、不可能です。少なくとも私は、この現状が変わらない限り、市を信用することはありませんし頼りにすることもありません。
既に多くの方が様々な情報を上げて下さっておりますし不要かもしれませんが、食糧に関しては私も日記で情報を公開しております。
市のHPを転載したものですが、本日に至るまでの市側の対応を知るのに僅かでも役立つかとも思いますので宜しければご参照下さい。