11月上旬は、稲刈りの後のほ場に二条大麦の播種(種まき)をします。今年の二条大麦は昨年と同じ約12ヘクタール栽培します。二条大麦の播種作業は雨が降るとできないのですが、今年の11月は天候が安定していたため、2台のトラクターを使い短期間(約2週間)で終えることができました。播種後も晴の日が続き、湿害を受けることなく、順調に発芽し生育しています。
二条大麦の播種が11月中旬に終わると、大豆の収穫作業に取り掛かります。今年は大豆の播種期の6月7月に雨が多く、湿害を受けたため、収量は大幅に落ち込むと予想していましたが、8月以降天候が安定し、台風も来なかったため、平年並みの単収となりました。約10ヘクタールの大豆の収穫も二条大麦の播種同様に短期間(約2週間)で終えることができました。
大豆の収穫が終わると3月まで農閑期です。新型コロナの影響により研修などをしにくい状況にあるため、この農閑期を家族との時間や読書、(ホームシアターでの)映画鑑賞などに充てたいと思います。
◆二条大麦の播種
昨年購入した10条の播種機で二条大麦の種をまきます。11月は天候が安定していたため、短期間で播種作業を終えることができました。
二条大麦の種です。
12月下旬には麦踏みをします。
◆大豆の収穫
近隣の農家と共同で使用しているコンバインで収穫します。
今年は大豆の播種期の6月7月に雨が多く、通常は7月上旬に終わる播種作業が7月下旬にまでずれ込んだため、条間を播種期に応じて変更しました。7月上旬までに播種をしたほ場は例年通り条間70cmにしました。
7月10日以降の播種のほ場は条間48cmにしました。播種と収穫の作業性が良く、収量も多かったことから、来年は条間48cmを中心にしたいと思います。
7月10日以降の播種で、連作障害が予想されるほ場は条間24cmでまきました。条間が狭くなると木が高くなり、倒伏の危険が増します。今年は台風が来なかったため、倒伏被害はありませんでした。
収穫した大豆はハウス内で保管し、JAで指定された日に出荷します。
出荷できる大豆の水分は16.0%以下です。
自家製みそなど自宅用の大豆は選別機で選別します(JA出荷の大豆は選別しません)。
大豆の収穫が終わると3月まで農閑期です。耕起や麦踏みなどをのんびり進めます。