栗駒山(R3/10/9)
秋になると登りたくなる山の一つに栗駒山があります。
栗駒山は、例年10月の初めには、全山が紅葉し、素晴らしい景観を楽しむことができます。
岩手・秋田・宮城の3県にまたがる、この山域は、東京から出かけるには、少し遠く、ちょっとした小旅行になります。
登山は、少し余裕をもって、麓の須川温泉の栗駒山荘に宿泊するのがベストなんですが、この季節、此処に宿泊するには半年前からの予約が必要で、すでに予約でいっぱいです。
やむなく、我らは、須川湖畔のキャンプ場でテント拍、翌朝、秣岳から天馬尾根を経て栗駒岳山頂を目指すことになりました。
【第一日目】
東京を6:04分の新幹線で一ノ関下車、須川温泉まではバスを利用。到着10:30分
土砂降りの雨です。・・・・・
登山を諦め、須川湖キャンプ場に向かいます。
途中のイワカガミ湿原に立ち寄りました。
この湿原は、春にはイワカガミの群落やワタスゲが咲き誇り
見事だということです。 春もいいなぁ~
秋色の湿原が広がっていました。
30分ほどで、キャンプ地に到着。
早速、雨の中でテントの設営にかかります。
冷たい雨で、体が冷え切っています。
キャップ場のオジサンに自転車をお借りして、栗駒山荘の立ち寄り湯に出かけました。
此処のお湯は、最高です。
天気が良ければ、眼前に紅葉が広がっているんですがねぇ~
身体も温まったし、後は、寝るだけですね。
未だ、3時だよ・・・・・外は、土砂降り
【第二日目】
早朝(4:00)
テントをたたく激しい雨音で目覚めました。
今日も一日、雨か?
5:00、外が明るくなってきました。
携帯で、天気予報を確認。
霧が出ていますが、雨がやみ、徐々に晴れてきました。
6:00,霧が取れ気持ちの良い青空がのぞいています。
お湯を沸かして、コヒーをいただきます。
朝食を摂り、テントの撤収。
須川湖の縁を回り込み、秣岳の登山口へ向かいます。
色付いたブナ林の中を登って行きます。
秣岳山頂
山頂からの展望(雲海が出ています。)
秣岳を過ぎると、天馬尾根のなだらかな稜線歩きになります。
山道は、降り続いた雨でぬかるんでいました。
ゆったりと広がる白銀草原は、一面の草紅葉が草原の風にたなびいています。
木道の彼方に「展望岩頭」
岩頭を超えると天狗平の広々とした草原が続いています。
木道が彼方へと伸びています。
木道を抜け、灌木の中のぬかるんだ道を泥だらけになりながら
栗駒山頂に向かって登って行きました。
またまた、雨が降り出しました。
山頂からは、15:05発、栗駒草原駅行きのバスに間に合うように
中央コースを経て、いわかがみ平に下って行きます。
山腹まで下ってくると、未だ紅葉が綺麗です。
降りしきる雨の中を帰ってきました。
やはり、この山の紅葉は、10月の初めころがベストのようです。
山麓の紅葉は綺麗でしたが山頂付近の紅葉は、一週間前に通過した台風14号の強風により全て吹き飛ばされていました。「残念」
栗駒山の登山は、今回も雨にたたられました。
東北の中央に当たるこの辺は、北からの寒気と南からの暖気が
丁度、接する辺りで、常に前線が発生し易く、雨や霧の多いい所
のようです。
紅葉の期間は短く、一週間遅れると全く違う景観になってしまいますね。自然の景観を堪能するには、運任せ、気長に挑戦するしかないようです。
●ドローン飛行申請は、いつもDIPSの電子申請で行ってい
ますが、今回はDIPSの不具合により、ギリギリになってし
まいました。・・・間に合ってよかった・・・
【ドローン動画です】https://youtu.be/IfMjqNdcNXE