大雪山(令和1年7月17~7月21)
東京は1ヶ月あまり曇りや雨が続いております。
7月の連休で大雪山縦走の計画(交通機関等の予約)をしていましたが、あまり天気が良くありません。
予約をキャンセルして、平日に出かけることにいたしました。
第1日目(7月17日)
羽田発7:45分の便で旭川空港行に向かいます。
旭川空港に早く着くので、急遽、旭川動物園を見学することにしました。
今日は一日のんびり観光して、宿は、層雲峡のユースホステルに泊まります。
旭川動物園で観光旅行です。
第2日目(18日)
ユースホステルは、外国の旅行者が多いいですね!
晴天を期待していたのですが、あまり天候はよくありません。
今日(18日)は、銀泉台から赤岳を経て白雲岳避難小屋に泊まる予定でしたが、予定を変更して、銀泉台から赤岳を往復してもう一泊層雲峡ホステルに宿泊し、明日、大雪山ロープウエイを利用して黒岳を目指すことになりました。
早朝、6:00の銀泉台登山口行きのバスに乗り込みます。
乗客は、二組。
途中で、一組乗車しましたが、少ないですね?
天候がすぐれないからかなぁ?
8:30分登山開始。第一花園をを目指します。
此のコースは、大雪のフラワーロードと呼ばれていて、日本有数のお花畑が広がっているそうで期待が膨らみます。
残雪が多いね。今頃、ナナカマドの花が咲いているんだね。
第二花園を過ぎてもあまり花の種類は多くありません。
雪が多く、花の時期がずれているようです。
コマクサ平らに到着。
確かに咲いてはいるのですがそれほどでもありません。
赤岳山頂。
風が強く、白雲岳方面はガスで全く展望がありません。
山頂からの展望を期待したのですが・・・・・・
第3日目(19日)
層雲峡ホステルから大雪山ロープウエイを利用して、一気に黒岳
の7合目まで登ります。
此処から、黒岳山頂までの急登は結構キツイヨ。
18kgの重荷を背負ってあえぎながら登って行きます。
今日の午前中は、何とか天気が持ちそうですかね?
黒岳山頂
眼下に黒岳の石室が見えています。
今日は、石室で宿泊します。
宿泊者の食べ残しを求めて、エゾリスが走り回っていました。
エゾリスの動画です。
可愛いですね。
癒されて下さい。
宿泊手続きを済ませ重荷を下ろし、シュラフ・マット等を準備して、寝床を整えます。
サブザックに食料・水・カメラ等を入れ早速、北海岳を目指して散策に出かけます。
山の斜面には雪が多く残っていますが、雪解けした山道の両側には、大雪のお花畑が広がっています。
山頂直下で雨風が強くなってきました。
稜線に出ても全く展望がありません。
引き返します。
やはり天気が崩れてきました。
明日が心配です。
夜半、ザァーザァーと雨の音が響いています。
第4日目(20日)雨・霧
最悪の天気です。
4時起床、ガスを用意してお湯を沸かします。
熱い紅茶で、体を温めます。
食事の支度をし、朝食を済ませてから、パッキング。
出発の準備をします。
5:30分、石室を出発。
今日は、何も見えないので旭岳の登頂を諦めます。
予定変更して、迂回コースから姿見の池、旭岳ロープウエイ乗り場を目指します。
雨が降り続いています。
石室を出て、しばらく歩くと雲ノ平に到着。
雨の中、色とりどりの花が咲いています。
ガレ地には、コマクサの花が雨に濡れて咲いています。
お鉢平につきましたが全く展望がありません。
北鎮岳の分岐に至る長い雪渓の登りが見えて来ました。
ガスでルートが判然としませんが、赤布を頼りに気を引き締めて登ります。
(画像だと平たんに見えますが結構急で長い登りです。)
何とか、北鎮岳の分岐に到着。
稜線に出たので、横殴りの雨と風が吹いています。
なんて日だ!
北鎮岳は、全く見えません。
登頂は諦め、中岳を目指して、早々に出発。
8:00中岳到着。
オバサンは、泣きそうな顔をしています。
30分ほどで、直ぐに中岳分岐に到着。
当初の予定では、此処から間宮岳を経て旭岳に登ることになっていました。
全く何も見えません。
迂回ルートを一気に下って行きます。
展望はありませんがルートのあちこちに雨に濡れて小さい可憐な花が咲いています。
キバナシャクナゲも雨に濡れています。
ピウケナイ沢の支流に中岳の温泉が湧いています。
河原を掘って湧き出る温泉に浸かりたい気持ちがありますが、
雨なので、残念ですが諦めます。
此処から先、裾合分岐までの裾合平は、チングルマの大群落が
見事です。
晴天であれば、チングルマの大群落の向こうに旭岳が聳え、絵になるんですがねェ・・・・・
「チングルマの動画です。」
裾合分岐から2時間ほど歩くと姿見の池に至り、すぐに旭岳ロープウエイの駅に到着です。
この時期、この間にも多くの花が咲いています。
姿見の池。まだ雪が残っています。
ガスで、旭岳の姿は映りません。
なんだかなぁ?
第5日目(日)
昨夜は、旭川のビジネスホテルに宿泊。
町に繰り出し、ジンギスカン鍋でお疲れさん会をしました。
さて、本日は、相棒のたっての希望で富良野・美瑛の観光旅行に
出かけます。
駅前のレンタカーを借りて、夕方まで観光をして、夕方19:45分の
飛行機で東京に帰ります。
まずは、定番のラベンダー畑
青の池。 まァまァ青かったね。
美瑛にもどって、雄大な丘を巡りました。
此処が一番北海道らしかったかなぁ~
まぁ、のんびりできたかな。
蕎麦の花が一面です。
今頃、小麦を刈り取るんですねぇ。
セブンスターの丘にも行ってきましたよ。
雲の様子がいいですね!
大雪山は、アイヌ語で「ヌタクカムシュッペ」と呼ばれ、アイヌの人たちは、「カムイミンタラ」(神々の遊ぶ庭)と言って崇めたと言われています。
ウン、ウン。
確かに神々が遊んでおりましたよ。
東京から、遠くの山に出かけるということは、何もかも神の御心のままにということなんですね。
確か、どなたか言ってましたよね。
「雨が降れば雨に濡れ」「風が吹けば風に吹かれ」自然の現象をそのまま受け入れ、人生も、また、あるがままに・・・みたいなこと、
言ってましたっけ? ま、いっか。
そんなこんなで、今年の夏休みは終わりを告げました。
本日(29日)関東の梅雨明けが発表されましたね。
1ヶ月遅れだそうです。
なんだか、気候(季節)が狂って来ているようですね。
今回は、長い山行(観光)でしたが、花を楽しんだし、観光したし、美味しいものを食べたし、北海道に元気・鋭気を頂きました。