新しい症状 | ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

25年以上1つの会社に健常者として勤務し、係長として人の上に立つようになった私が、
どのようにASD(自閉症スペクトラム)の特性と折り合いをつけて生活しているか、
その方法をお伝えしていきたいと思います。

2年半ほど前、会社の施設に研修の為1ヶ月宿泊し、集団生活を送ったら、
ストレスで左瞼がピクピクと動くようになり、
その症状が治るまでに1年以上の月日がかかりました。
しかもそれ以降、何かストレスを感じると、すぐにその症状がぶり返すようになってしまっていました。

しかし今日、それとは別に新しい症状が発症してしまいました。
左の顎関節のあたりが、朝から勝手にピクピクと動き続けるようになってしまったのです。

おりしも今日は、揉めている部下の大きな間違いを指摘しなければならず、
でも間違いを認めないのは確実に予想がついたため、
どのように指導すればいいかと悩み過ぎて、
夜もよく眠れない状態になっていました。

しかも明日は営業所恒例の夏のバーベキューパーティーが行われるため、
女性陣は買い出しを頼まれていたのですが、
営業所の勤務年数が長い、私と揉めている部下が買い出しの仕切りを頼まれていたため、
当然私が買い出しの話に入れられることはなく、私1人蚊帳の外だったのですが、
以前、揉めている部下が私に

「皆んなでやるべきことに参加しないでいいのか?」

と苦言を呈してきたことがあり、
例え自分の意思でなくても私が何もしていないことには変わりなく、
周囲の人に皆んなでやるべき時に何もしない人間だと思われたくなかった私は、
部下の間違いを指摘しつつ、部下に買い出しの手伝いを申し出るという、
私にとってはかなりストレスフルな行動を取らなければならない1日となっていました。

そんな、夜も眠れないほどの悩みの影響か、
顎関節周りの表情筋のピクピクとした動きは、
私が揉めている部下と話をし、一応の解決を見るまで静まることはなく、
本当にその動きが止まったのは、家に帰り着いて2時間以上経ってから、でした。

(このままだと強制終了かかるよなぁ、、、)

昼休み、皆んなで示し合わせてバーベキューの買い出しに行ったことを、
誰も残っていない事務所の様子を見て悟った私は、
たった1人何も知らされずに残された何とも言えない寂しさを、
ギュッと体にチカラを込めて、自分の残された気力と体力で押さえ込みました。

それは、無理に寂しさを押さえ込もうとするチカラではなく、

「これが自分の選択の結果なのだ」

と受け入れるための、心を強くするチカラでした。

私は、周囲の人に合わせて適当な仕事をするよりも、
1人でもやるべきことをキチンとやりたい。

そう望んで選択して、周囲との仕事に対する温度差が明確になることで煙たがられて、
自ら招いてしまった孤立。

だから寂しいと感じてもいいけれど、ちゃんと受入れよう、と思いました。

そして、凛として立っていよう、と思いました。

それが、自分の望んだ、理想の姿であるのなら。

以前の私は、自分がこんな状態になってしまったら、誰か味方をみつけたくて、すり寄れる誰かを探していたと思います。

でも今。
1人取り残された事務所のなかで、こんな風に思えるのは、

「1人じゃないよ、大好きだよ」

と言ってくれる、ブログで知り合った皆さんのおかげです。

本当にありがとうございます。

どんな状況でも、自分の好きな自分でいられるように。

ただ、自分に向き合うことだけを、続けていこうと思います。