主演、クラウディア・ガリ、リチャード・ウルフセーテル

監督、ベール・ハネヒョード


2013年の作品。
原作は北欧のアガサ・クリスティことカミラ・レックバリ。
エリカ&パトリック事件簿シリーズ。

ベストセラーミステリーの触れ込みと、タイトル〈踊る骸〉に惹かれて鑑賞。


ストーリーとしましては
ポスターでもお分かりの通りナチスドイツが絡んでくるミステリー。

エリカとパトリックは夫婦で、エリカは作家、パトリックは警察。
子供が生まれ、病院で両親に孫を見せるが大喜びの祖父に対して何故か孫を抱かない祖母。

その病院からの帰り道で祖父母は不幸な交通事故で亡くなってしまう。

それから半年後、祖父母の家に移り住んだエリカとパトリックの家に1人の中年男が訪ねてくる。

その男はエリカに『私の母はあなたの母と同じなんです』と告げる。

混乱して彼を追い返すエリカ。
しかし彼のことが気になり連絡を取ろうとするが、彼は滞在してたホテルで変死体で発見される…


めちゃくちゃいいツカミ。


ここからエリカは母の謎を紐解こうと、当時の母を知る人達を訪ね捜査を始める。


戦争や歴史、ナチス、ドイツ、ノルウェー…複雑に絡み合うストーリー。

ちょっと複雑すぎて誰が誰かとか分かりにくくなる部分もありましたが
最後まで観て『ほぉ』と楽しめましたよ。



いつもこの手の作品を観ると思うのですが
島国の日本で暮らす我々との歴史認識や戦争や差別に対する感覚の違いは
どうしたって埋められないなと。

知ろう、分かろう、理解しようとするのと
嫌が応にも理解せざるを得ない環境ではやはり天と地ほどの温度差があると思わされます。


ま、とにかくコチラをエエイガワ95作目とさせていただきます。


ちなみに


『エリカ&パトリック事件簿』シリーズの他のは分かりませんが


この作品は


ほぼほぼエリカしか活躍しません。