主演、ジョン・キューザック
監督、ジェームズ・マンゴールド
2003年アメリカの作品。
ジャンルで言うとホラー風味のサスペンスといった感じ。
ここに集まったのではない。
ここに集められたのだ。
このコピーは良いと思いますが
内容の雰囲気的には
こっちのポスターの感じですかね。
この映画、ハッキリと申し上げるとズバリ
まぁーーーややこしい!!
しかし面白い!観て欲しい!
《※よって今回も長文となりますわな》
ストーリーを超ザックリ言いますと…
主人公は大嵐の中で女優を乗せ車を運転中に路上で立ち往生してる3人家族の母親をはねてしまい、救助のためにもその家族と一旦モーテルに避難せざる得なくなった運転手のエド。
そのモーテルには豪雨のため次々と人が集まり一夜を過ごす事となるのだが、1人、また1人、惨殺された死体が発見されていく…
いわゆる密室ものの連続殺人事件的な、2時間ドラマ的な外枠でお話は進みます。
『ん?おい、イワイガワのチョビヒゲじゃねぇ方!よくあるパターンじゃねぇか!どこがややこしいんだ!?そんな事だからオメェの方はあまりテレビで見ねぇんじゃねーか!?』
…
オーーイッ!言い過ぎだろ!!泣くぞ!!
と、ややこしい自虐はこの辺にしまして…
(※出来ればここから下は鑑賞後に読んだ方がいいかもよ?もちろん直接のネタバレはしませんので読んでから観ても可)
実は
この映画のややこしさはこの時点でもう始まっておりまして…
[大オチ]からの[大どんでん返し]に向けての[伏線]という嫌らしい罠がそこかしこに散りばめられておりんす。
こんなにネタバレをせずに説明するのが難しいの映画も珍しい。
それほどまでにこの映画は本当によく脚本が練られており、ミスリードの仕方、演出の細部まで徹底的に丁寧に作り込まれております。
そして何がそんなにややこしいのかと言いますと、まず
[大オチ]を知ってからの頭の整理!
『えー!?え?どういう事?ちょっと待って!え?って事はあれがこうで…つまりあの人はあの人…え?じゃあアレは…あ、そういう事か…ん?でも…あ、なるほど』
となりまして
更にそこから!!
[大どんでん返し]のラストシーンに
『エーーーーッ!!??え?あ、え?何で?あ、あぁーーーっ!!』
と、なります。
勘のニブい方や、ながら観的に映画を観る方などは
この映画の巧妙な〈仕掛け〉理解するまでにかなりの時間を要するかもしれません。
つまり、この【アイデンティティ】
[ややこしい面白ぇ映画]なんです。
コチラをエエイガワ87作目とさせていただくとすっか!
このブログ読んで興味持ってくれたヤツが
今後観てくれる事をかんげぇーたら
オラ、ワクワクすっぞ!
オメェらも是非観てみてくれよな!
エイプリルフールだからってウソじゃねーぞ!
では、せっかくなので
右令和
と
左令和
を交互にどうぞ。