主演、イコ・ウワイス
脚本・監督、ギャレス・エヴァンス
2011年インドネシアのアクション作品。
こちらのブログではお馴染みのアクション俳優イコ・ウアイスに井川が注目するきっかけとなった作品です。
舞台はインドネシアの30階建ての高層ビル。
そこはジャカルタの麻薬王が支配する要塞の様なビルであり、20人の精鋭部隊SWATが麻薬王捕獲のため強制捜査に入る。
ビルの住人(ギャング)たちとSWATの壮絶なバイオレンスアクションが始まる…
ストーリー的なものは、ほぼこれに尽きます。
始めから終わりまで一気に魅せる
インドネシアン・ノンストップ・バイオレンス・アクション!
まぁー面白い!
ビルという密閉された空間の中で繰り広げられる思わず
『嘘やん!?』
と言ってしまうアクションの連続。
東南アジアの格闘術[シラット]のガチの使い手でもあるイコ・ウワイスの息を呑むシビレるような動きに脱帽です。
井川の思う、ハリウッドのアクション映画とアジアのアクション映画の大きく違う点は
ズバリ
〈国の経済力〉の差だと考えてます。
これは当然映画にかける予算の事ももちろんですが
映画の舞台となる国、街並み、登場人物の食べ物、身なりや生活環境、その
[経済水準の差]の事で
アジア映画の画面から漂う〈ヒトの湿度〉というか〈におい〉的な
〈生死という温度を持つもの〉
に対する圧倒的な、時にはむさ苦しくて邪魔にも思えるほどのリアリティを感じさせる所の差かと考えています。
ハリウッドのある意味キレイな街並みでキレイな人達が演じる超大型予算ド迫力アクションも好きですが
アジア映画が画面から放つ〈温度〉や〈湿度〉〈におい〉という、言うならば
〈なんか小汚い〉
という〈リアリティ〉が井川は好きなのです。
この〈ザ・レイド〉のラスボスも
ちゃんと小汚いです。
ま、アジア映画のそういう所が苦手って人もいるけどね。
長らく偉そうに語ってしまいましたが
コチラをエエイガワ83作目とさせていただきます。
ちなみに
国内外でも高い評価を受けたこの映画は
〈ザ・レイド GOKUDOU〉
という続編が作られました。
この続編にはヤクザ役で松田龍平さん、遠藤憲一さん、北村一輝さんらが出演されてます。
こちらも面白いよ。
お笑い芸人をやる前に、俳優をかじってた井川はその昔
松田龍平さんと某映画で少しだけ共演し
遠藤憲一さんに某Vシネマで共演し
刺し殺された事がありますよ。
お正月のabemaTVななにー元日SPで
遠藤憲一さんにお会いした時に話すと
『マジで?そうなんだ!オレさー色んな人から(昔殺されました)ってすげえ言われるんだよー!』
とめちゃくちゃ可愛い顔で笑ってました。
素敵。