主演、ヤコブ・セーダーグレン

脚本・監督、グスタフ・モーラー


2018年、デンマークの作品。
場所によってはまだ劇場でやってるかも。

ストーリー
とある事件を起こした責任で緊急通報指名室で通報を受けるオペレーター業務をしている男、アスガー。

彼は明日その事件の裁判を控え、そこで潔白を晴らせれば現場復帰というオペレーターとしての最後の勤務についていた。

その勤務中、彼は一本の通報電話を受ける。

それは何者かに車で連れ去され、家で待つ我が子に電話してるフリをする1人の母親からだった…


そしてこの映画は場面転換や場所の移動などは無く、司令室と電話の音声、アスガーの演技のみで最後まで進みます。


北欧独特の暗い画作り、緊張感溢れる長回し…

途中で少しばかり眠くなりがちですが
そこをグッとこらえると

『うわぁ…マジか…』

と悲しすぎる最悪の展開に眠気が覚めますよ。


気になってた映画なんですが、電話の音声で想像させて魅せる手法が

ハル・ベリー主演
〈ザ・コール 緊急通報指名室〉


ライアン・レイノルズ主演の〈リミット〉


で見た手法だから…

(ちなみにどちらも面白いよ)

と劇場はパスしようと思ってたんですが
タイミングか良く観れたので観ちゃった。


とにかく主演のヤコブ・セーダーグレンの演技力に脱帽!
子役の声のリアリティ!
そして考えさせるラストは大好物!


電話あるあるとも言える

〈声や音は聞こえるけどその場にいないというもどかしさ〉

を上手く使った秀作です。


コチラをエエイガワ79作目とさせていただきます。



88分と比較的観やすい長さとなっております。


ちなみに


吉祥寺に


もんじゃ焼き食べ放題〈八十八分〉というお店があるよ。


ま、行ったことはないんだけど。