主演、クラウディオ・サンタマリア

監督、ガブリエーネ・マイネッティ


2015年、イタリア映画。

あの日本のロボットヒーローアニメ『鋼鉄ジーグ』が絶妙に絡むお話。

相次ぐ爆弾テロの脅威に晒されているローマ。窃盗を繰り返し暮らすチンピラの主人公エンツォ。

ある日エンツォは警察に追われタンクに飛び込んだのだが、そのタンクは放射性廃棄物。その日から体調不良に悩まされるエンツォは闇取引の現場で瀕死の重傷を追う。

しかし無傷で目覚めたエンツォは自分が強靭な肉体と怪力を手に入れている事に気付く。

というコチラも少しSFっぽいんですが、リアルさや泥臭さやカッコ悪さが抜群です。

主人公エンツォもちょい小太りのチンピラだし、モテないし、無精ヒゲだし汚ねーし

しかし後半辺りにはだんだんカッコよく見えてきて、ラストなんかはもうシビれましたよ。

マーベルやDCのヒーローものとは全く違う泥臭く汚く人間味溢れるカッコ悪いけどシブいヒーローもの。


ええ、井川は胸熱でしたよ。


コチラをエエイガワ34作目とさせていただきます。