こんにちは、千葉県議会議員の岩井やすのりです!4月3日に行った、「印西地区環境整備事業組合への住民監査請求」についての情報公開請求結果が届きました。

 

今回の住民監査請求では、新ごみ処理施設に係る業者選定、契約、支出に至る一連の行為において、「30億円強(税込み)の損害を与えようとしている。」と主張しているものの、当該財務会計上の行為が違法または不当である理由が適示されていないとして、「却下」との判断となったことがわかりました。

 

 

栄町や印西市で構成される印西地区環境整備事業組合では、新ごみ処理施設建設にあたっての入札を実施し、有権者などで構成される選定委員会による審査により、昨年12月、JFEグループが落札するに至っています。

 

今年2月に開かれた同組合議会では、賛成多数によりJFEグループと工事契約を結ぶ議案が可決されたものの、同日、印西、白井の市民が、「神鋼グループより28億円も高い」として住民監査請求していたものです。

 

 

ただ、住民監査請求においては、「当該行為等が個別的、具体的な適示があること」「当該行為等を違法または不当とする事由の適示があること」「当該行為等を違法または不当とする請求人の主張を疎明するに足りる資料が添付されていること」などが要件となっており、さもなければ却下されることとなります。これは、同組合のみならず、印西市、千葉県でも変わらないところであり、半ば基本原則と言えます。

 

一部ローカル紙では、申請却下の結果について、「却下の結論ありき」「監査請求の要件を十分に満たしている」「言いがかり」などと報じていますが、県の監査委員を務めている経験からも、今回は妥当な判断であったと思っています。

 

同ローカル紙においては、やや乱暴な論調が見受けられます。十分な取材に基づいた、公平、公正な報道が求められるところです。