こんにちは、千葉県議会議員の岩井やすのりです。今日はまた冷え込みが厳しく、最高気温も3°ほどとのこと。夜まで雨降りの予報と聞いて、事務所内での作業にあたっています。

 

さて、現職の印西市長である板倉氏が7月実施の市長選に再出馬されるとのこと。今週月曜日の12日に記者会見を行っていますが、その中で発表された主な政策で目を引いたのが、小中学校の給食費無償化です。

 

近年、各市町村で実施され始めている給食費の無償化。県内でもすでに53団体で実現しています。しかし、給食費無償化と言っても、以下のようにその内容は大きく異なります。

 

 

・全員の給食費を無償としている【13市町】

神崎町、東庄町、多古町、芝山町、大多喜町、横芝光町、

鋸南町、長南町、勝浦市、長柄町、市川市、いすみ市、

九十九里町

 

・第3子以降のみ(第1子、第2子は対象外)【40市町村】

習志野市、八千代市、野田市、流山市、鎌ケ谷市、佐倉市、

四街道市、印西市(現在)、白井市、富里市、匝瑳市など

 

・第3子以降+期間を定めて全児童生徒を無償【7市】

旭市、柏市、松戸市、船橋市、浦安市、銚子市、八街市

 

・第3子以降+特定要件にを満たした児童生徒を無償※【3】

成田市、香取市、富津市

※ひとり親家庭、小学6年、中学3年など

 

・第3子以降+減額補助(市が1人あたり1000円負担)【1】

我孫子市

 

つまり、保護者が求める給食費の完全無償化を実施しているのは、神崎町、東庄町などわずか13市町のみというのが実態。もちろん、各市町村の財政力はまちまちで、どこのまちでも実現できる政策でないことは言うまでもないのですが。

 

また、その13市町をよく見てみると、そのほとんどが小規模な団体であることがわかります。13団体のうち11団体は町。いすみ市も人口3万5千人ほどですので、小規模自治体と言えます。

 

過疎化、少子化が進む農村地域であるからこそ、逆に給食費の完全無償化を実現できたと見て取れるのですが、その中でひと際目立つのが人口49万人の市川市。こちらは財政力の豊かさを背景に実施にこぎつけた格好です。

 

そういう点では、印西市が給食費完全無償化を実現すれば14番目の団体であり、中・大規模自治体の中では県内2番目となります。いろいろと流山市との比較がなされる印西市ですが、その流山市をも先んじることになります。

 

子育て世代からの要望の多い政策であり、ぜひ実現してもらえたらと思います。