見通しが著しく悪く、今年1月に死亡事故が発生した印西市・竜腹寺554-1先交差点。3月には地元町内会から信号機の設置要望が上げられる中、5月末にはまたしても重大な交通事故が発生しています。

 

 

竜腹寺554-1先交差点(以下、竜腹寺交差点)は、県道印西佐倉線と市道下池三度山線が交わる十字路交差点。旧本埜村中心部にあたる笠神、中根地区などから印西牧の原駅や国道464号方面に向かう通り道となっており、地域住民が多く利用する要衝交差点となっています。しかし、本埜支所方面から南下してきた歩行者や車両にとって、同交差点での右方向(滝野方面)の見通しが著しく悪い上、県道側はスピード超過車両も少なくなく、歩行者の横断や車両の右左折時にヒヤッとさせられることは日常茶飯事です。

 

平成22年の四輪車と歩行者による死亡事故に続き、今年1月にも四輪車と二輪車が絡む死亡事故が発生。同交差点への信号機設置を求める声が改めて大きくなるきっかけとなったのです。

 

そのような中、今年3月には地元竜腹寺地区から信号機設置に関する要望書が提出され、警察側の反応に視線が注がれていました。

 

ところで、以前には竜腹寺交差点から国道464号へと繋がる市道設置構想があり、その市道が開通しなければ同交差点への信号機設置はないとの話が、まことしやかに語られてきました。ある人は、巡回してきたお巡りさんもそう言っていたと漏らすほど。しかし、よく考えてみれば道路計画と信号機設置は別の問題で、到底納得できる話ではありません。

 

そんな中での信号機設置要望に対し、担当課である県警・交通規制課からの回答は「信号機設置の必要性を認識」「停止線等の路面標示の補修を行いながら、さらなる事故が発生しないか等注視していく」とのもの。信号機設置要望においては「(周辺環境の事情等により)信号機は設置できない」「設置の必要性は認めにくい」等のケースもある中で、比較的前向きな回答であり、もはや「市道が開通しなければ設置はない」ということはなくなったと言えます。

 

さて、またも竜腹寺交差点にて事故が発生したのは5/30。車両3台が絡む重大な人身事故であり、上記の県警からの回答からひと月足らずでのことです。

 

県警からの改めての聞き取りに、「年初の死亡事故に続く重傷事故であり、警察として深刻に受け止めている」とし、信号機設置の必要性を強く認識していることを明らかにしています。地元選出の県議として、ことあるごとに信号機設置を要望しながら、一日も早く安全に利用できる交差点となるよう働きかけてまいります。