周辺の人口増が進む印西牧の原駅。「特急への乗り換えが必要で不便」等の利用者からの声を受け、同駅へのアクセス特急の停車を働きかけています。

 

 

昨年10月に鉄道運賃が値下げとなり、特に子どもが通学利用する家庭の負担軽減が実現した北総線。しかし、印西牧の原

駅を通勤等で利用する市民からは、アクセス特急が停車しないことについての不便の声が上がっています。

 

印西牧の原駅に停車するのは、普通電車と北総鉄道・特急電車の上り5本、下り2本のみ。朝夕を問わず運行されるアクセス特急が停車しないため、「特急電車への乗り換えが必要で不便」「アクセス特急は停まらないのか」との声は少なくありません。

 

実は、同駅へのアクセス特急停車については、4年前に同列車を運行する京成電鉄社に打診。しかしその際には、「乗車人員がそう多くない」「アクセス特急停車についての要望がほとんどない」等の理由から、「同駅へのアクセス特急停車は考えていない」との回答となっているのです。

 

しかし、昨年末の牧の原地区の人口は2万2千人余りと、ここ10年で1万2千人も増加。北総線各駅の中では、東松戸駅に次いで4番目の多さとなっており、乗車人員の要件は満たされつつあります。地元選出の県議会議員として、改めて京成電鉄社への要望活動を行っているところですが、「内容を絞った」「地域を挙げた」要望にしていく必要があると思っています。

 

内容については、アクセス特急の全面停車が理想ですが、都心⇔成田空港の速達性確保を考えると難しく、まずは「通勤時間帯の下りアクセス特急停車」や「下り北総線特急の増発」というのが現実的。また、「地域を挙げた」という点では、牧の原地区住民の声をまとめ上げた上で、自治体を巻き込んだ要望にしていきたいところです。

 

2月県議会・総合企画常任委員会にてこの問題を取り上げるとともに、牧の原地区の意見集約を行った上で、地域として要望が上げられるよう、時間をかけた働きかけを行ってまいります。