こんにちは、千葉県議会議員の岩井やすのりです!今日は、県道千葉・竜ケ崎線の歩道についてのご報告です。

 

 

印西市から八千代市へと繋がる県道千葉・竜ケ崎線。県は、八千代市内へ通う高校生の通学路となっている印西市船尾周辺の区間について、年度内に歩道整備に着手することを明らかにしました。従前より地元市議とともに行ってきた、県への要望が実った形です。

 

県道千葉・竜ケ崎線は、千葉市から茨城県竜ケ崎市までの約38

キロを結ぶ主要地方道です。近年、大型物流施設の進出が相次いでおり、印西市域を中心に、大型車など業務用車両の往来も目立つようになっています。

 

問題となっていたのは、八千代市との市境である新川から印西市寄りの約500メートルの区間。川を挟んだ八千代市側は車道の両脇に歩道が設置されている一方、印西市側には歩道が全く整備されておらず、自転車はもちろん歩行者さえ通行することが難しい状況にあります。千葉ニュータウン地区から八千代松陰高校や千葉英和高校等の八千代市内の高校に自転車で通う生徒は少なくなく、関係者から一刻も早い歩道整備を望む声が上がっていたのです。

 

ところで、幹線道路といえども市境区間に歩道が整備されていないケースは少なくありません。通常、通学路は特に歩道設置を進めるべき道路とみなされるところですが、それはあくまで小中学校の通学路の話。高校生が通学に利用する区間は、この際の通学路とはみなされにくく、歩道整備を進める推進力にはなりません。そもそも自治体をまたぐ区間は歩行者や自転車利用者の通行需要が大きくなく、結果、市境の道路に歩道が整備されにくい現状があるのです。

 

この県道千葉・竜ケ崎線の歩道問題について、住民から要望を受けたのが2年半前。別の市民から要望を受けていた地元市議と歩調を合わせ、県担当課に掛け合ってきました。当初は、担当職員から「たとえ歩道を設置しても自転車では通行できないのでは」等と言われる(※車の通行が激しくかつ車道が狭い道路では、自転車の歩道への乗入れがやむを得ないとされています)ほどでしたが、徐々に本腰が入れられるようになり、昨年ようやく歩道整備への道筋をつけることができました。

 

県は年度内に測量設計を終え、3年度中に土地評価と用地取得に向けた地権者との協議を進めていきたいとのこと。歩道完成までにはしばらくの時間がかかりそうですが、ひとまず第一歩を踏み出すことができました。周辺には歩道の未整備区間が残っており、引き続き県への働きかけを行ってまいります。