国道464号・北千葉道路沿線に繁茂する雑木、雑草問題。地元自治体である印西市に多くの苦情が寄せられる中、管理者である千葉県に対策の強化を求めました。

 

 

●印西市と対応協議の上、県に働きかけ

県北部の骨格を形成する幹線道路である国道464号・北千葉道路。近年は千葉NT地区へ大型商業施設、物流倉庫などの進出が続き、同路線の重要度がますます大きくなっているところですが、一方で比例するかのように高まっているのが、道路沿線に繁茂する雑木、雑草への苦情の声です。

 

掘割部と呼ばれる、連続的な切土により周囲より低い場所を走る区間では、多くの箇所で雑木やツタ系植物が繁茂。印西市原山地区の立体交差点付近では雑草が見通しを妨げ、吉高地区の沿線歩道では竹の垂れ下がりにより歩行者が通行しにくい状態となっているなど、事態は深刻です。

 

印西市に寄せられた苦情、要望のうち、掘割部などの雑草、雑木に関する対応要望は4/1からの5か月間で11件。他の要望、苦情と比べ目立って多く、さらにそのうちの6件は、視認不良で危険であるなど切迫した内容だと言います。

 

岩井は印西市を訪れ、副市長、担当部長らと県への対応を協議。昨年に続き9月県議会にてこの問題を取り上げ、原山地区、吉高地区などでの早期対応を取り付けたところです。

 

太陽光パネル外側部分は、優先順位低いと難色

一方、課題として残るのが10キロメートルにわたり設置された太陽光パネルの外側部分。パネル内側部分については、土地を借り受ける事業者が年1回の除草作業を行う一方、パネル外側の掘割部道路に隣接する、県土木事務所が管理する部分については、「歩行者が利用することがない箇所」であるため優先順位が低いとし、難色を示しています。

 

印西市では市全域で景観向上に注力している真っ最中。特に国道464号は市の表玄関にあたるとして思い入れが強く、岩井としても引き続き、太陽光パネル付近を含めた雑木対策を求めてまいります。