こんにちは、千葉県議会議員の岩井やすのりです!新型コロナウイルスの感染拡大は、マスクやトイレットペーパー類の品不足にまで及び、引き続き日本社会に甚大な影響を与え続けています。

 

 

プロ野球オープン戦の全試合や大相撲春場所等が無観客による開催が決定。個人的には、長男の高校卒業式が卒業生のみでの開催に、自身が務める千葉県視覚障害者福祉協会の評議員会も開催方法の変更を余儀なくされています。

 

そのような中で、政府は新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、全国すべての公立小中学校、高校の臨時休校を要請しています。自宅待機が難しいお子さんを育てられている共働き家庭等では、どのように対応したらよいか苦慮しているなどの声が聞かれ、その困難さを察するところです。その一方で、こうした批判の声があってなお、そうせざるを得ないという事態の深刻さを痛感しています。

 

ところで、3/2の午前7時現在で、国内の感染者数は254人。国外では中国の8万26人のほか、韓国の4212人やイタリアの1694人など、にわかに感染が広がっていることがわかります。特にイタリアでは、感染者数が前日より500人以上増えており、極めて深刻な状態です。

 

中国の武漢では、鉄道や道路、空路などを封鎖し、他都市との行き来を全面禁止にしたことは知られているところですが、イタリアでも感染が相次ぐ北部11自治体について封鎖措置を続けています。

 

それでもなかなか感染を封じ込めることができない状況にあるわけですが、わが国日本ではそのような地域封鎖を行う根拠法令はなく、現実的にも行えようもありません。日本でせいぜい行えるのが公立学校の休校措置であり、それも各自治体への「指示(=命令)」ではなく、あくまで「要請(=依頼)」であり強制力はないのです。

 

官邸主導で行ったという今回の「公立学校の休校要請」ですが、『あれは必要なかった、やり過ぎだったね』ならば何とでも取り返せますが、『あの時やっておけば良かった、対応が甘かった』は決して許されません。そういう意味で、より実効性が期待できる対応策であり、私は止むを得ない判断であったと考えています。