こんにちは、千葉県議会議員の岩井やすのりです!今年1月に野田市で発生した女児虐待死亡事件で、外部有識者による検証委員会が検証報告書をまとめ、答申しました。

 

 

野田市内の小学校に通う栗原心愛(みあ)さんが、実の父親からの虐待で死亡した事件は未だに記憶に新しいところです。県が設置した外部有識者による検証委員会が、関係機関からの聞き取りを進めるなどして報告書をまとめました。

 

報告書の中では、「市や学校との連携不足」「保護解除決定前の会議の未開催」「市や学校との連携不足」など32項目に上る課題を列挙し、児童相談所や野田市の運営に「基本が徹底されていない」「誰がどう対応するか明確な組織的判断がなかった」と指摘しています。

 

また、「当該柏児童相談所の管轄人口が140万人と全国の児童相談所の中でも突出し、スーパーバイザーが抱える担当福祉司数など過重な業務負担で相談対応職員が圧倒的に不足していた」など、児童相談所を取り巻く環境整備についての言及も目立ち、その対応が急がれるところです。

 

現在、これらの問題については県議会にて多く議論されているところですが、特に自民党では児童虐待防止対策PT(プロジェクトチーム)を設置し、埼玉県等の他の先行事例研究を行う等しながら、議員発議での条例改正を進めてきました。

 

二度とこのような痛ましい虐待死事件が発生することがないよう、県議会としてできる対策を一刻も早く講じてまいります。