昨日は、北千葉道路(国道464号)の東側区間、成田市船形~押畑間事業と、国道408号押畑拡幅事業についての現地調査。仮称・押畑交差点にてヒアリングを行いました。

 

炎天下の中で説明をいただいた、成田土木事務所、北千葉道路事務所の担当者にいたく感謝。

 

 

さて、北千葉道路はこれまで、平成26年7月に印西牧の原駅付近~同若萩間(3.5km)、平成29年2月に印西市若萩~成田市北須賀間(4.2km)が開通するなどしてきたものの、既開通部分は25.7kmと未だ全体の6割ほど。肝心な都心部や成田空港への接続が進んでいないことが大きな課題となっている。

 

今回、北千葉道路で開通となるのは、成田市船形から押畑交差点(仮称)までの3.8kmの区間。国施工の北千葉道路本体工事ととも

に、県による国道408号押畑交差点付近の拡幅事業が進められており、いずれも年度末までの供用開始が見込まれているものだ。

 

ところで、北千葉道路の西側区間(市川~鎌ヶ谷)については、平成28年、国交省や千葉県などで構成する北千葉道路連絡調整会議が、有料の自動車専用道路とし早期着工を図ることを確認。特に千葉県は、同区間の国直轄事業(=国負担)による整備を求めている。

 

一方、東側区間として最後に残る成田市押畑~大山間(3.7km)は県施工区間。以前は「平成30年代に開通できるかどうか…」などと雲をつかむような話をしていた県担当課ですが、西側区間の国による整備を求める以上、県の責務として成田空港(成田市大山)まで急ぎ開通させる必要が出てきた格好だ。

 

つまり、都心と成田空港を結ぶ最重要路線として国直轄事業化を求めているのに、県施工区間である空港周辺の整備が進まなければ、国も北千葉道路西側区間の整備についてやる気を出してくれるはずがないということなのだ。

 

東側の終点となる成田市大山までの開通がいつになるかは見当がつかないところだけど、平成30年代後半ということはなさそうである。